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柚子の香りの冬景色


#おいしいはたのしい

柚子ひとつ「おうち料亭気分」

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私の今年の幕開けは柚子の香りに包まれた。

柚子なますと柚子がま

おせちは自分の好きなものだけで構成した。それも好きなものだけおせち。メインディッシュは柚子たっぷりのなますと柚子がま。にんじんと大根をスライスしたものに柚子の皮と柚子の果汁をたっぷりいれた柚子なます、すごくおいしくできた。柚子がまは私の母もよく作っていた。半分に切った柚子の中にいくらを詰めるだけでいくらに柚子の香りがうつる。これはぜったいにおせちには欠かせない。たとえばどんな食材も柚子の香りをプラスするととても和の高級感が表現できるような気がする。出回っている柚子のほとんどは高知産できのうも手にとっただけで手に柚子の香りがうつる。とてもうれしくなる。

正月のおせちにたっぷり柚子を使った。特に柚子の中に詰めたいくらは時間がたてばいくらに柚子の香りがうつるので塩いくらでも醤油漬けでもその年によってどちらに当たっても満足するものができる。その前の年には私はおせちを近所のよくいく和食屋さんに注文した。ひとりだと食材を揃えて作るよりも買ったほうが安いかとも思った。じつはその年の年末年始は忙しかったので買ってよかったと思っている。店主の作るそのおせちにも柚子がまがちゃんと入っていた。いくらにうつる柚子の香りにつつまれて今年もはじまった。

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柚子あんかけかぶら蒸し

きのう(正確にはおととい)がんばってかぶら蒸しを初めて作った。オレンジページであんかけについてのお題がツィッターされたので少し考えてみたらかぶら蒸しって難しい?と思ってレシピをみたらそうでもなさそう。

卵白をスフレの時のように泡立てて、そこにかぶのすりおろしたものを加えて鶏肉や鯛などの魚を蒸したものの上においてさらに蒸すとできあがる。そしてたっぷりアツアツのあんかけをかけるとできあがる。

そしてこのあんにもたっぷり柚子の絞り汁と柚子の皮をいれるともうそれだけで高級料亭の 味になるので感動的。やっぱり柚子は和風の高級感を出すのに欠かせない。

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柚子の香りで焼きたて柚子チーズスフレ

今年は「スフレを日常にする」のテーマを掲げたので年明けからものすごくスフレを作っている。もう最近ではすべて目分量でカンタンに作れるようになってしまった。これは自分でもうれしくなる体験。料理本に載っていた気になる柚子チーズスフレをさっそく作ってみた。カスタードチーズクリームに柚子の皮と柚子の果汁をたっぷりいれてクリームチーズとあわせてとてもまろやかでさわやかな風味のスフレを作る。焼きたてのアツアツをスプーンですくうとふんわり漂う柚子の香り。

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柚子だけでこんなにリッチで豊かな気分になれる。香りの果物は冬の時間をとても豊かにしてくれた。今年は雪が降るだろうか?なぜか柚子の香りと雪景色もムードがすごくマッチする。

きのうの柚子が残っているのでまた朝に柚子の香りのスフレを作ろうかといま、思ってしまった。

saloonfreak

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