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ブライダル業界何してる。

#1
またしてもとても悲惨な事件が起きてしまった。
母親が自己中心的に遊びを楽しんだ結果、幼い子供が飢餓で亡くなってしまった。これからたくさんの経験が待っていたのに、それを残酷にも奪ってしまった。母親を思い泣き続けて独りで力尽きた幼子を思うと心が張り裂ける。どうか天国では周りからの愛情に溢れた生活をして欲しいと心の底から願う。もう二度とこのようなことが起きないことを祈る。

そして、起こさないように非力ではあるが私個人にもできることがあるのでは…と考え始めました。


私は、親ではありますが子育てのプロとは言えません。親子ゲンカもするし、あんなこと言わなければ良かったと後悔することもしばしばありますから。でも、結婚相手を探すエージェントやブライダル(結婚式)業界で25年仕事をしている人間です。子育て前に「結婚」については書くことができます。冒頭に書いたような悲惨な事件ををゼロにすることはできないかもしれませんが、私がこれからこの場で提案することが、悲惨なことを1件でも減らすことができると信じて書いていきます。そして、結婚生活は素晴らしいな、家庭って幸せだなと実感していただるお手伝いができたらとても嬉しいです。

これらか何回かにわたる投稿で長くなってしまいますが、最後までお付き合いいただけますよう宜しくお願い申し上げます!


ブライダル業界は、結婚式を挙げてもらうことで潤う業界です。その結婚式には様々なアイテムがあり、それらを組み合わせてもらって「ふたりだけの結婚式」が出来上がります。会場はどこにしようか?何料理にする?シャンパンにはこだわる?ドレスやタキシードは何着着ようか?前撮りもしようか?ブーケは可愛いのがいいかな?引き出物は私達らしいものにしない?これらを決めるのは時間が掛かり大変なことですがとても楽しいことです。

業界では、これらを選ぶためのセミナーなどをよく開催します。おふたりにとって初めてのことですから、選び方がわからないという不安を無くすために、そして準備を楽しんでもらうために。

私も参加して他の講師の話しを聞くことがあるのですが、その場に時々、目にとまるカップルがいます。それは、幸せオーラを感じるどころか、ふたりの間に距離(溝)を感じてしまうカップルです。正直、大丈夫かなこのふたりと思ってしまいます。

今の時代、結婚をした夫婦の1/3は離婚すると言われています。これは結婚式をした、しなかったで割合に違いがあるのかは不明です。役所への届出からの数字となっています。

先ほども書きました通り、結婚式を挙げるためのアイテム選びは、売上げに直結しますからブライダル業界でも力を入れています。結婚式がゴールとなり、雑誌でもネットでも選び方のコツや失敗談など豊富な情報を発信しています。ですが、結婚式はあくまでも『結婚生活』や『家庭生活』のスタート地点。肝心な中間地点やゴールには全く触れていないんです。これじゃ、結婚式を挙げさせることだけに力を注いでいるみたいですよね。幸せな家庭をつくることをブライダル業界の存在意義にしなければならないとここ数年真剣に考えています。でも若いスタッフが業界の中心にいますから『結婚』そのものについて話せない…というのも現実かもしれません。

幸い??私は結婚して22年。ブライダル業界にどっぷり浸かっています。そして人材マネジメントを仕事としていますから、家庭を世の中の最小組織と見立てて結婚に向けてのふたりの考え方や姿勢についてこれから書いていこうと思います。ちょっと昔に流行ったもしマネージャーが読んだらではないですが、もし「人材マネジメントコンサルが家庭をみたら」的な内容で。「結婚=墓場」と言われないように。幸せな家庭がもっと増えるように。

次回に続きます。
今回も最後までお読みくださり誠にありがとうございます。

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