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ゆべす 富山の郷土料理

富山の郷土料理
べっこう、えべすとも呼ばれる一品。
実家ではゆべすと言っていました。

べっこう、えべす、ゆべすとは

歴史・由来・関連行事
溶き卵を流し入れた醤油風味の
寒天寄せ「べっこう」は、
口当たりがよく美しい見た目で、
お祝い事、仏事の際など節目の時や、
お祭りなどの行事ごとにも決まって
作られてきた定番料理。
昔は卵が贅沢品であったため、
「べっこう」は
特別な日にだけ食べられるご馳走として
愛されてもいた。
あめ色の寒天に卵がむら雲のように
散らされている様子が、
まるでべっ甲のかんざしに見えることから
「べっこう」と名づけられ、
主に県東部で呼ばれている。
「えべす」という地域もあるが、
南砺市などの県西部では和菓子のゆべしに
似ていることから、
そのまま「ゆべし」という名で通っている。
東部は甘さが際立つ味わいから
おやつとして食べる人もおり、
西部では甘さを抑えて仕上げるため
おかずとして食べられることが多い。
最近では、卵以外に、野菜、素麺、カニなど、
いろいろな食材を使い
アレンジを利かせて作られてもいる。

食習の機会や時季
正月やお祭りなどのハレの日や、お祝いごと、
またお盆や仏事など、
大勢の人が集まるときには、
おもてなし料理のひとつとして
決まって作られている。
仏事の際には、湯葉や豆腐、ゴマなどを入れる
地域もある。

うちの郷土料理  べっこう、えべす

久しぶりに、ゆべすをおうちで作りました

夫が好まないので、
めったに作ることはありません。
富山発祥のスーパーアルビスで、
時々、買ってきて
一人で食べていました。
この日は、夫が不在なので、自分のために、
ゆべすを作りました。

家族が嫌いなので、ホントは好きなのに、
作らない料理ってありませんか。
 
酸っぱいもの、硬いもの、
雑穀米、具たくさんのお味噌汁、
コーミソースじゃないとNGとか、
封印して、もう思い出せないものもあります。

商品の説明書どおり、
鍋に粉寒天4グラムに
水500ミリリットルを入れて、
火にかけ、寒天を溶かし、
醤油大さじ1、みりん大さじ1、清酒大さじ1、
溶き卵(鶏卵1個)、
すりおろした生姜少々を加えて、
少し熱し、容器に流し入れました。

久しぶりの寒天流し器

亡くなった祖母に、
詳しいレシピを聞いていたわけでは
ないのですが、
ゆべすには砂糖は入れない、
それだけは覚えています。

醤油は大さじ2でもよかったかも。

この日は、他に豚肉と小籠包、
白菜やきのこで鍋物風、
ピーマンとこんにゃく、しらすのきんぴら、
ラディッシュと白菜の即席キムチを
いただきました。

今日は二十四節気の寒露。
草木に冷たい露が降りる時期です。
連日の残業で、
夜の冷え込みが身体に堪えます。


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