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台北食い倒れ③佳佳豆漿

美味しい餃子で終わった台北1日目。2日目に目覚めると、口の中がいくら磨いてもニンニク臭いこと、相変わらず部屋がカビ臭いことを除けば、清々しい朝。いや、両方がある時点で、全く清々しくないのだけど。

前日の餃子はこちら

この日の朝は、滞在中営業しているのがこの日しかない事がわかっていた魯肉飯屋台に行くことを決めていた。しかもその屋台は昼にはしまってしまうし、混雑店。朝なら混んでないだろうと踏んで、朝食として向かうことにしていた。

でも台湾の朝ごはんは「鹹豆漿(シェンドウジャン)」を食べるのが我が家の定番。3泊4日の旅行なのでたった3回しかない朝ごはん、一回でも鹹豆漿を逃したくない。よって、朝ごはんからハシゴを決行。

朝ごはんを食べるために遠出したくない。行列にも並びたくない。そんなわけでサンルート台北からそれほど離れてない場所に行くことに。

朝の散歩をしながら到着した早餐店は、変わった蛋餅があると聞いて来て以来、お気に入りの店。お客さんはローカルの人ばかりで、いつ行っても観光客らしき人はいない。台湾名物のカラフルなビニール袋を初めて見たのもこの店だった。

この店でしか食べたことのないメニューが「水果蛋餅」。果物が入った蛋餅。蛋餅といえば原味は薄いクレープみたいな卵焼きで、一般的にはそこにハムやベーコン、コーン等をトッピングしたものが多い。この店も同じようなトッピングはあるのだけど、そのトッピングの一つが果物。

甘い果物の入ったクレープに、ソースと醤油の中間のようなドロっとしたソースを付けて食べる。店からはスイートチリソースみたいなオレンジのソースを出されるのだけど、我が家は醤油っぽいソースをあえて付けて食べる。なんとも言えない、甘しょっぱい感じの味になり、クセになる。

間に入ってる果物、いまだに何だか分からないのだけど、食べた感じはアップルパイのような雰囲気の味になっている。アップルパイ大好きなので、本当にここの味はクセになる。

水果蛋餅と鹹豆漿

我が家の定番朝ごはんになった鹹豆漿。この店は割と塩が濃いめの味になっている。台湾の食事は塩気が少ないものが多いので、ここは少し濃いくらいに塩味が利いていて、我が家的には好みの味。

鹹豆漿は家でも作るのだけど、豆乳を硬めにしたくて酢を多く入れすぎ、酢の味しかしなくなったりする。どうやったらこんな味になるのやら。研究はつづいている。

朝ごはん屋さんは、残念ながらのんびりゆっくり出来る場所ではない。食べたらすぐ移動。お店の店員さんも怒鳴るような声でオーダーを取るのは、どの店も一緒。拙い中国語で頼む私に、多くの店の店員さんは「はぁ?」と聞き返すんだけど、この店の店主らしき男性はいつ行っても一度で聞き取って出してくれる。ありがたい。

台湾へ引っ越したら、こんな朝ごはん屋さんの常連になって、今日もいつもの?なんて聞かれたい。そんな妄想を抱きつつ、次のお目当てに移動したのでした。

つづく。

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