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2023年活動報告

大晦日だ~!
2023年も今日でおしまいなので、今年の活動を振り返ってみるよ。
今年もおかげ様で、朗読配信を続けることができました!
いつも来て下さる皆様ほんとうにほんとうにありがとう。来年も楽しいひとときにできるよう頑張っていきますので、何卒聴きにきてね♪2024年もやっていくぞ🔥

👆ここで毎月朗読してる📚ぜひ聴きに来てね🍻
🍶新年会は1/12(金)21:00~🍶


1/13 小川未明『からすとうさぎ』『うさぎと二人のおじいさん』
2/10 江戸川乱歩『幽霊』
3/17 岡本綺堂『三つの声』
4/14 久生十蘭『遠島船』
5/19 夢野久作『探偵小説の正体』
6/23 寺山修司『寺山修司少女詩集』より、詩の朗読
★7/2 瀉葬文幻庫主催「耳憑夜~帝都阿呆船~」出演 寺山修司「海のリボン」
7/21 室生犀星『蛾』
8/25 萩原朔太郎『田端にいた頃』
9/22 萩原朔太郎 ちくま日本文学全集シリーズより、詩の朗読
10/20 葉山嘉樹『死屍を食う男』
11/17 蘭郁二郎『蝕眠譜』
★12/2 昭和精吾事務所主催「氾濫原4」出演 サン=テグジュペリ「星の王子さま」キツネ役
12/15 海野十三『仲々死なぬ彼奴』

2023年活動報告

1月は兎年ということで、兎にちなんだクスッとする話。小川未明作品は、作家別に数えると一番読んでる気がする。特に『赤い蝋燭と人魚』『砂漠の町とサフラン酒』のような、怨念を感じるような作品が好きなんだけど、この作品はナンセンス面白い、といった感じ。こんな一面もあるんだね。

2~4月は私の宝物蔵書「日本の名探偵」より、明智小五郎登場作品や、捕物帳に初挑戦。
捕物帳は時代背景が違うので出てくる単語や情景が現代と大幅に違う。そこを語り言葉で伝えることの難しさを感じたよ。でも謎解きからの犯人を追い詰める問答部分は共通した爽快さがあり、読んでいてとても楽しかった。
5月はその流れを、夢野久作のエッセイで〆。

「日本の名探偵」表紙の名探偵たちにも
2023のエフェクトが出て喜んでいる様子

6月は7月のイベント「耳憑夜」出演に向けて、寺山修司を好きになったきっかけである『寺山修司少女詩集』より好きな作品を朗読。詩の朗読も初挑戦かな。小説とはまた違う感覚が難しいけど楽しかった。

7/2は瀉葬文幻庫主催「耳憑夜 帝都阿呆船」に出演!
ストロベリーソングオーケストラ退團以降、約2年ぶりのリアル舞台。あと人生初ひとり舞台。準備期間も含め、すごくすごく楽しかった!!!2023年前半の脳内はほとんど耳憑夜で占められていました。
イベントのテーマが寺山修司没後40周年ということもあり、私は寺山修司『海のリボン』を朗読というか芝居というか、語らせていただきました。
詳細はnoteに書いているので割愛するけど、この時から芝居と朗読の境目や身体の在り方について考えるようになった。配信では本を持って座って読んでいるのに、実際の舞台になると本を手放して自由に動きたくなる。この気付きは、一人での朗読の活動を経てから舞台に立とうとして初めて得たものなので、なんだか心底続けてきて良かったなぁと…これからも色々な挑戦をしていきたいなあと、深く思ったわけです。
そして、この思い出をTwitterよりももっと詳細に残しておきたいな&普段の朗読でも調べたこと、考えたことを残しておきたいなと思って、このnoteもはじめた🖊

耳憑夜が終わって7月の朗読配信は、大好きなホラー、怪奇小説へと回帰する衝動から室生犀星『蛾』。いつも作品選ぶ時にできるだけ季節に合ったものをと思っているのだけど、この作品は日本の夏にぴったりです。涼をお届け出来たのではないかな?今年一番セレクトに自信があった作品かも。最もドヤ顔で告知してたはず。この回からnoteに色々と書いていってます。

室生犀星と萩原朔太郎の友情エピソードがめっちゃ愉快だったので、8月は萩原朔太郎のエッセイ。そして9月は萩原朔太郎の詩の朗読。作家の関係性から作品を選ぶのも面白い。noteを始めて、知ったことを文章にしたからこそ自分の中で整理もつき、作品選びにも役立った。エキサイティング。
萩原朔太郎のエッセイの面白さを知ってから改めて詩作品を読むと新鮮な驚きがあった。

続く10月、11月は好き放題、怪奇小説へと回帰。
以前の配信で、葉山嘉樹は『セメント樽の中の手紙』、蘭郁二郎は『穴』が大好きで朗読したことがあったけど、他の作品を読めていなかったので開拓できて楽しかった。両作品すばらしく奇々怪々としていて血沸き肉躍る。大好き。

そんな中、12/2には昭和精吾事務所主催「氾濫原4」に日替わりゲストで出演し、サン=テグジュペリ『星の王子さま』キツネ役を務めました。
私自身大好きな名シーンを演じられて本当に光栄だったし、素晴らしい語り手の方々に囲まれてすごく勉強になった!
あとストロベリーソングオーケストラ退團後2年ぶりに「会話」をしたので内心大興奮でした。

2023年ラスト、12月の朗読配信は初挑戦の海野十三で〆!
室生犀星→萩原朔太郎と同様、蘭郁二郎との関わりからセレクト。ふたりは探偵小説→科学小説へとともに舵をきった仲で、海野十三は蘭郁二郎の雑誌を引き継いだりしている。
そう、雑誌!当時作品が掲載されていた雑誌から、作家の関係性やジャンルが透けて見えることにも気付いた。たぶんnoteで言葉にすることでしっかり把握できたんだと思う。note、始めてよかったな~。


次回予告:1/12(金)21:00~小酒井不木「犬神」

さあ、2024年新年会配信は…タイトル通り、日本の古き良きおどろおどろしい雰囲気のお話をしようと思います。
海野十三は科学的知見を持って、小酒井不木は医学的知見を持って探偵小説、怪奇小説を書いていた作家。また違ったカラーの恐怖を新年早々ともに味わいましょう🎵

2024年も沢山新しい作品を開拓して楽しく配信していこうと思っていますので、来年も何卒、よろしくお願いします!


2023年を振り返ってみると、あらためて本当にいつも毎月の配信をききにきて下さる皆様に支えられています。心から感謝を!
そして今年は耳憑夜、氾濫原4という素晴らしいイベントに参加でき、対面でお会いできたことも幸せでした。お客様にも、関係者の皆様にも感謝!
素晴らしい作品に出会い、共に夢想の世界に浸ることができるその瞬間があれば、自分は心から楽しく、幸せでいられるのだな~と再発見する日々です。そのひとときのために、来年も変わらずやっていきます🔥
私も皆様も、無理なく気兼ねなく、楽しい時間に夢中になれる1年となりますように。
皆様、よいお年をお迎えください!それでは、また来年~🎍

よいお年を~~~~~!!!!!

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