見出し画像

スキになる 2

人生最初のスキって何だったろう。
おそらくスキになった瞬間は憶えていなくても、
大抵の人は親がその最初のスキの相手だったんじゃないだろうか。
親でなければ、幼い自分を包み込んでくれていた誰か。
あるいは優しい眼差しを注ぎ続けてくれていた誰か。

自分を守ってくれてる誰か。
自分を安心させてくれてる誰か。
この新たで不安な環境から、馴染み深い安らぎの眠りへと、
自分をいざなってくれる誰か。
そんなふうにして最初のスキが生まれるような気がする。
生まれ落ちてきた、たったひとりである自分を、
ひとりじゃないと気づかせてくれる誰かへの信頼感。
それが、スキの原点なんじゃないだろうか。

続きは次回

若い頃に希死念慮で苦しんでいた私は自殺未遂とうつを繰り返してきました。でも人生は苦しむためにあるのではない、という当たり前のことを心底感じられるようになった今、自分にできることをしたい。あなたのサポートがそれを後押ししてくれます。一緒にこの世界を輝かせていきませんか?