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地球暦とめぐる季節の暮らし

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和文化が好きで、二十四節気や月齢を取り入れました。地球暦で1年を俯瞰する暮らし方は、時空間のとらえ方をニュートラルにし、豊かにしてくれます。暮らしの中での気付きを記しています。
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2020年3月の記事一覧

いち日

いち日

日が昇り、お日様が照らす昼間に活動して、
日が沈んで、お日様の光がお月さまにバトンタッチすると、
休むという周期で生活しています。

夜明けを1日の始まりとするのは古代からの自然な感覚でしょう。

地球の自転による、太陽の動きのサイクルが1日という事になります。

実際に太陽を観察して得られる1日の長さは、太陽が南中(太陽の中心が子午線上に来る瞬間)から次の南中までの時間です。(真太陽日)

地球

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月とひと月

月とひと月

月は直径3474km、地球の1/4の大きさで、大きな衛星です。
太陽系の惑星やほとんどの衛星と同じく、天の北極から見て反時計周り=地球の自転、公転と同じ方向に29.5日で楕円形の軌道を公転しています。
自転周期は27.32日で、地球の周りを回る公転周期と同期しているため、地球上から月の裏側を直接観測することはできません。

月の重力は、地球に影響を及ぼし、潮の満ち引き(潮汐作用)を起こします。太陽

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太陽の通り道(黄道)と十二星座

太陽の通り道(黄道)と十二星座

地球は太陽の周りを1年かけて廻ります(公転)。
地球から見ると、プラネタリウムのような天球を
太陽や月や惑星などが1周するように見えます。

この太陽の通り道を「黄道(こうどう)」と呼びます。

地球の公転軌道に垂直な面と太陽が通る黄道上には、
牡羊座、牡牛座、双子座、蟹座、獅子座、乙女座、天秤座、蠍座、射手座、水瓶座、魚座が並んでいます。
これを「黄道十二星座」と呼びます。

提供:国立天文台

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二十四節気と二至二分

二十四節気と二至二分

季節の移り変わりは、地球が自転軸を約23.4度傾けて太陽の周りを公転しているからです。自転軸が公転面に垂直だったら、太陽は常に赤道上となり、日の当たり方は変化しませんから季節の変化も生じません。

地球が公転軌道上のどこにあるかによって、季節を表すことができます。地球の軌道は楕円なので、太陽の軌道上の運行速度は一定ではありません。

二十四節気太陽が移動する天球上の太陽の通り道「黄道」を春分点を起

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