見出し画像

【私の視点】形成外科からみた、美容外科医師のinstagram

〜個人的な感想です〜


職業柄、手術のビフォー、アフターの写真が好きです。
この症例は難しそうだなとか
この先生うまいなぁとか
そんなことを考えてみています。
やたら見るせいか、広告でも二重整形を勧められてしまう始末です笑

形成外科医師からは、どんな景色がみているか、今日は書きたいと思います


形成外科と美容整形外科って何が違うの?

形成外科と美容整形外科のまず大きな違いは、
その対象が病気かどうかです。

形成外科は、
・先天的疾患を正常に近づける
 もともと -1 → 手術後 0
   例)先天的に瞼をあげる機能が弱い、先天的眼瞼下垂症を、瞼を挙げられるように手術する

・正常だったものが、一度怪我や病気で失い、それも元に戻す
 もともと 0→病気や怪我 -1→手術後 0
 例)若い頃はしっかり目が開いていたが、歳が上がると共に瞼をあげる機能が落ち視野が狭まった眼瞼下垂症の瞼を挙げられるようにする

この2つの状況は、病名がつくということです。
病気に対しては保険が使えます。

一方、美容整形外科は
・もともと正常なものを、さらにブラシュアップさせる
もともと 0→ 手術後 +1〜♾️
例) まぶたの開きは問題なく視野の障がいもないが、さらに目をぱっちり大きくさせるため二重の手術をする

つまり、美容外科は病気ではないので健康保険はききません。すべて自費での治療になります。
また、自費での治療後、元に戻す手術や、修正術に関しても自費になることは注意してください。

形成外科と美容外科の共通点

さきほど病気かどうかの違いといいました。
一方その手術の方式は共通するところがあります。

例えば、美容で行う二重を作る埋没手術は
保険で先天性睫毛内反症(逆さまつげ)に対して行う手術と同じです。

また、美容で行う二重を作る切開法は
保険で行う眼瞼下垂症手術と一部共通した技術を使います。

なので、形成外科として働きいろんな技術を磨いたあと、美容外科に転職する医師も多いです。もしくは、普段は大きな病院で形成外科医として保険適応の手術をしながら、週数回アルバイトで美容クリニックで働く先生もいます。

形成外科として、美容外科の先生のインスタアカウントを見るのは勉強になるのです。

美容外科インスタの落とし穴

ここから先は

2,307字

¥ 300

この記事が参加している募集

お心遣いありがとうございます。いただいたサポートは医学の勉強や情報収集といった活動資金にあて、より充実した記事の作成に役立てていきます!