「英語の学び」について考える Part 4 それでは私立中高一貫校ではどうか②?

 前回の記事の余りの反響に驚いております!読者の皆様がそこまで関心が高いのであれば、出来るだけ場合分けをして、かつ、私の元で学ぶ生徒様の
プライバシーは確保される一般論で、丁寧にお話ししたいと思います。

 まず、中学受験はそれなりに頑張って、私立中高一貫でも、大学がないケース。これが最も多いかと思います。以前、エレベーター式を選ぶのは、学習する習慣がつかない、正確に言うと、もう大学まで受験無しで楽で良いや、と安易に考えると失敗する、と書いたことがあります。

 しかも、大学が上に無ければ、突然、高校1年1学期の中間試験に大学受験問題が入ってたら、驚きますよね。でも「私立中高一貫」に共通するのは、余りに定期試験結果が悪いと留年(クラスで最下位とか)、つまり上の学年に上がれなくなってしまうのです!下手すると卒業できないかも!?

 多くの生徒様が、中2の終わりごろ、あるいは中3になって「何だか良く
解らなくなってきたな・・・」と自覚しています。でも、部活が楽しかったり、遊びたい盛りの小学校時代、中学受験のために必死でやりたいことを押さえ、頑張ったので、中学に入ったら好きなことをして、青春を謳歌したいーーこの気持ちは、責められませんよね。

 で、保護者に「最近英語が難しい」とは言わず、エネルギーを発散して楽しい中学生活を送ってしまいます。ところが、高校になって学校としては中学の英文法は完璧に教えたはず、という大前提の下に、いきなり英文法の専門用語(という程のものでもないのですが)どれが不定詞の副詞用法か、とかこの名詞節は・・・と解らない単語で説明されるので、授業を熱心に聞いても、チンプンカンプン!

 そして高1の夏前に、当研究所にお問合せが殺到する結果となります。
どうしたら良いか、1回で書けませんが、まず英語の5文型と品詞の意味を理解するところから始めます。また、生徒様によってつまづいた箇所が違うので、塾に通っていても、解らないまま、中学の3年間費やしてしまった、という方が余りにも多いのです。だから、個別指導でないと、周囲にキャッチアップできないことは、今回、はっきりと申し上げておきます。

 次回、別のパターンをご紹介致します。安易なエレベーターは、大変危険である、と肝に銘じて下さいね。

 

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