京都大学の教職員と学生は誰でもMATLABを使えます

新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の拡大で通常の講義ができなくなっている大学を支援するというMathWorks社の取り組みのおかげで，京都大学の教職員と学生全員が，MATLABとすべてのツールボックスを利用できるようになりました。大学のキャンパスだけでなく，自宅でも使えます．

Portalサイトの「サインインして使い始める」へＧｏ！

そもそもMATLABとは？

いきなり「MATLABが使えます！」と言われても「何それ美味しいの？」と思いますよね．そんなときは，MATLABの公式サイトを見て下さい．

機械学習は当然ながら，数学，金融工学，ロボット工学，信号処理，偏微分方程式，シミュレーション等々，色々なことができます．

例えば，ある行列の逆行列を求めよとか，ある信号をフーリエ変換せよとか，とても簡単にできます．

アカウントの作成とインストール

MathWorks Accountを持っていない人は，kyoto-u.ac.jp ドメインのメールアドレスでアカウントを作成して下さい．abc.kyoto-u.ac.jp のようなサブドメインでも大丈夫です．アカウント作成後にサインインすると，MATLABをダウンロードできます．

ダウンロードするときに，どのツールボックスをダウンロードするか選択できます．パソコンの容量に余裕があれば，「すべて」を選択しても構いません．ありとあらゆる機能が使えるようになります．万能です．ただ，ディスク容量が30GBくらい必要になるので注意して下さい．それほど余裕がないなら，最初に選択されている「最小限」で構いません．必要なツールボックスは後から追加できます。

動作環境はWindows/Mac/Linuxに対応しています。こちらで確認を。

https://jp.mathworks.com/support/requirements/matlab-system-requirements.html

チュートリアルから始めよう

インストールできたら，ビデオチュートリアル「MATLAB 入門」から始めましょう．これで基本的な使い方は習得できます．

次に、ビデオチュートリアル「Simulink 入門」に進みましょう．ただの計算だけではない，MATLAB/Simulinkの世界を楽しめます．

後は，様々なビデオやテキストを見て下さい．「無料チュートリアルで MATLAB および Simulink の学習を始める」に用意されています．MATLAB/Simulinkは使い放題ですから，存分に楽しんで下さい。

教員向けには，「MATLABを活用した授業」に関するチュートリアルもあります．授業のオンライン化が必要な先生は，是非この機会に利用してみて下さい．

とにかく使おう！

後日，正式に「MATLABキャンパスライセンス」についての案内があると思いますが，京都大学全体がCOVID-19対応で緊急モードになっている現在，連絡がいつになるかわかりませんので，先行して案内します．

京大の人はどんどん使って下さい．

なお，この特別措置（Mathworks社からの無償提供）は期間限定で，２０２０年４月１日から８月３１日までとなっています．

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