Dr. Kano

京都大学大学院情報学研究科・教授. クアドリティクス株式会社・共同創業者. ロードバイク RIDLAY FENIX SL 2016 に乗ってます.

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学生/技術者/研究者向けアドバイス一覧(随時更新)

noteに書き連ねてきた記事の中から,私自身が有用だと思うアドバイスらしきものを集めて,ここに整理しておきます. 進学・キャリアのアドバイス大学新入生に伝えた(い)こと 大学の講義は面白くない? 機会を見送る人と活かす人 大学院入試に向けた活動指針 ー 他大学も視野に 博士課程進学という決断:青年の大成 - 学生に読んでおいて欲しい本 人生最適化の目的関数と制約条件 勉強のアドバイス20歳代が学問する絶好機 大学や大学院で身に付けておきたい力 素直に学ぶこと

    • 香港に入国せずに,香港経由でマカオへ

      結論だけ先に書いておく.香港国際空港に到着したら,入国手続きも荷物のピックアップもせずに,Transfer Desk E2を目指して,そこでバスのチケットを買え.後は言われた通りに動けば,バスに乗れる. では,丁寧に説明しよう. 学会参加のため,生まれて初めてマカオを訪問した.マカオには関西国際空港と成田空港からマカオ航空の直行便が出ているが,便数は少ない.今回は国内出張の狭間にマカオに行くため,往路は羽田空港から香港経由でマカオへ(全日空ANA利用),復路はマカオから直

      • レインボーブリッジを自転車で快走した

        レインボーブリッジや東京ゲートブリッジなどを自転車で走行する特別感あふれるライドイベント「グランド・サイクル・東京」に参加した.昨年は抽選に落選して参加できなかったので,ようやく願いが叶った. 飛行機輪行と富士山と研究室同窓会イベント前日の昼,京都(伊丹空港)から東京(羽田空港)へ飛行機輪行した.とても良い天気で,飛行機から富士山が綺麗に見えた.見事だ. レインボーライド前日のこの日,移動の他には何も予定がないので,事前に卒業生に声を掛けて,研究室(ヒューマンシステム論分

        • 二者択一ではない機内食

          海外に行くとき,飛行機の機内で食事が提供されることが多い. その機内食が,ビーフかチキンか,和食か洋食か,みたいな二者択一形式ではないことを知っているだろうか. ビジネスクラスの話をしているわけではない.普通のエコノミークラスでも,食事メニューを選ぶことができる.ANAの場合,「特別機内食」として提供されているメニューになる.特別機内食は,宗教上の理由で食べられないものがある乗客や,健康上の理由で塩分や糖分や脂質などを控えたい乗客のために用意されている.それでも,誰でも利

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          認知症を学びに行って衝撃を受けた:ユマニチュード・認知症基本法・レカネマブ

          ユマニチュードの実践動画で,重度と思われる認知症の患者さんの様子が激変するのを見て,衝撃を受けた.広い会場は超満員(400名以上参加していたはず)で,その多くは看護師だったと思うが,驚いているのがハッキリと伝わってきた. ユマニチュードユマニチュード(Humanitude)は,1979年に当時フランスの体育学教師であったイヴ・ジネスト氏とロゼット・マレスコッティ氏の両名によって生み出された,認知症の方へのケア技法で,日本では2014年頃から普及しはじめたとされる. このケ

          認知症を学びに行って衝撃を受けた:ユマニチュード・認知症基本法・レカネマブ

          遂に海外からウイスキーを取り寄せてしまう

          グレンモーレンジィから「アイスクリーム」が限定発売された.冷凍庫で冷やすアイスクリームではなく,シングルモルト・スコッチウイスキーだ. グレンモーレンジィ(Glenmorangie)蒸溜所は物語シリーズを継続的に造っていて,その第5弾がこの「アイスクリーム」(A TALE OF ICE CREAM)になる.公式によると,ビル・ラムズデン博士が大好物のアイスクリームに着想を得て,バーボン樽原酒を「ハイ・バニリン」と呼ばれる樽で追加熟成することで辿り着いた,リッチでクリーミーな

          遂に海外からウイスキーを取り寄せてしまう

          「八月の御所グラウンド」で野球をしたのは誰か

          直木賞受賞作ということで読んでみた,八月の御所グラウンドでの青春と怪談. 「夏の殺人的な蒸し暑さと、冬の無慈悲な底冷えの寒さを交互に経験することで、京都の若者は、刀鍛冶が鉄を真っ赤になるまで熱し、それを冷水に浸すが如く、好むと好まざるとにかかわらず、奇妙な切れ味を持った人間刀身へと鍛錬されていく。」 そんな灼熱の八月の京都で繰り広げられる,冴えない大学生の日常と非日常.面白い話だった.御所Gだけでなく,農学部グラウンド(農G)も登場する.五山送り火を建勲神社から眺めるとい

          「八月の御所グラウンド」で野球をしたのは誰か

          アメリカとメキシコの国境へ徒歩で行く

          サンディエゴまで来たので,折角だから,メキシコとの国境まで歩いて行ってきた.とは言っても,アメリカ側国境の町サンイシドロ(San Ysidro)まではトロリーを利用した.サンディエゴから40分ほど. トロリーに乗車しているのはヒスパニック系の人ばかり.サンイシドロ(San Ysidro)に着くと,英語を話している人は皆無で,スペイン語しか聞こえてこない.メキシコに来た感が凄い.これもアメリカか. サンイシドロ駅で線路は途切れるが,そのまま進行方向へ進むと,メキシコへの歩道

          アメリカとメキシコの国境へ徒歩で行く

          巡礼路のもう一つの終着地 ムヒア

          フィステーラ(Fisterra)フィステーラ岬からフィステーラの街へ移動し,散策した. ムヒア(Muxia)巡礼路の終端であるフィステーラ岬には,「Km 0.000」の道標がある.スペインのガリシア州には,もう1箇所,巡礼路の終着地であることを示す「Km 0.000」の道標が置かれている場所がある.それが,フィステーラ・ムシアの道(Camino de Fisterra y Muxía)の終着地,ムヒア(Muxia,ムシーア)だ. ムヒアのミラドイロ・ヘスス・キンタナル(

          巡礼路のもう一つの終着地 ムヒア

          巡礼路の終着地 地の果て(フィステーラ)

          サンティアゴ・デ・コンポステーラからのエクスカーション. ムロス(Muros)スペインのガリシア州にある小さな港町.州都サンティアゴ・デ・コンポステーラの西にある.町の歴史地区は重要文化財に指定されている. カルノータ(Carnota)ガリシア地方にある高床式穀物倉庫は「オレオ(Hórreo)」と呼ばれ,田舎に行けばどこでも見掛けることができる.教会の近くに設置されたカルノータのオレオ(Hórreo de Carnota)は,長さ35m,幅1.9mで,オレオとしては最大

          巡礼路の終着地 地の果て(フィステーラ)

          サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路を少しだけ歩く

          サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂を目指す,長い長い巡礼の旅.巡礼者は何十日もかけて巡礼路を歩くが,その最後の数kmだけを歩いてみた. まず,学会会場から,なんちゃって巡礼の旅の出発地点になるモンテ・ド・ゴソ(Monte do Gozo,歓喜の丘)まで歩く.この丘は,巡礼路で初めてサンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂が見える場所であることから,歓喜の丘と呼ばれている. 歓喜の丘には,まさに遠くにサンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂が見える場所に,巡礼者の像(Mon

          サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路を少しだけ歩く

          サンティアゴ・デ・コンポステーラ:聖ヤコブが眠る大聖堂のミサ

          キリスト教世界三大聖地として崇敬を集めるサンティアゴ・デ・コンポステーラで,十二使徒の一人,聖ヤコブの墓がある大聖堂を訪れ,ミサにも参加してきた. スペインの北西,ガリシア州にあるサンティアゴ・デ・コンポステーラ(Santiago de Compostela)の旧市街は1985年にUNESCO世界遺産に登録された.小さいながらも美しい街だ.さらに1993年には,サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路(El Camino de Santiago)がUNESCO世界遺産に登録

          サンティアゴ・デ・コンポステーラ:聖ヤコブが眠る大聖堂のミサ

          「深海世界」探検への情熱に引き込まれる

          海は地球の表面積の約7割を占めているだけではない.人間の多くは海の表面か,せいぜい海の表層しか見ていないが,その下には深遠かつ広大な深海世界が存在する.近くにありながら,我々は宇宙ほどにも深海のことを知らない.生命力に溢れた,その深海の魅力に取り憑かれた人達の冒険物語が本書「深海世界 ー 海底1万メートルの帝国」だ.とても面白かった. 深海の定義は定まっていないようだが,およそ,太陽光が届かなくなる水深200メートルより深い海域を深海と呼ぶ.深海はさらに以下のように分類され

          「深海世界」探検への情熱に引き込まれる

          「リーダーになる人に知っておいてほしいこと」

          年に数回はこの類いの本を読んで,自分の行動を振り返るのは必要なことだと思う.そうでないと,易きに流されるし,成長も望めない. 曾子のように,「吾日に吾が身を三省す. 人の為に謀りて忠ならざるか.朋友と交わりて信ならざるか.習わざるを伝えしかと」とまではいかなくとも. © 2024 Manabu KANO.

          「リーダーになる人に知っておいてほしいこと」

          「百年の孤独」と乱痴気騒ぎ

          とても長い話だった.ある町が誕生してから消え去るまでの百年史.そして,その町とともに栄えて滅びたブエンディア家の百年史.それぞれの孤独と乱痴気騒ぎ.乱痴気騒ぎと言えば,ゲーテの「ファウスト」を思い出すが,それとはまた随分と違う味わいだ. 物語の前半はなかなか興味が湧かず途中で読むのをやめようかと思ったほどだ.なにより,登場人物を識別するのが難しい.本書の冒頭に示されているブエンディア家の家系図がこれだ. 何世代にもわたって名前が同じとか,不親切にもほどがある. それでも

          「百年の孤独」と乱痴気騒ぎ

          南魚沼グルメライド100kmコース完食

          南魚沼グルメライド100kmコースに参加した.100kmコースと65kmコースの2種類があり,100kmコースには三国川ダムと八海山ロープウェイ乗り場へのヒルクライムが含まれる.100kmコースの定員は1100名(参加費10,000円)で,7:00スタートの第一グループと7:40スタートの第二グループに分けてエントリーすることになっていた.今回は第一グループにエントリーして,6:30過ぎにホテルを出発して,スタート地点である「八色の森公園」に向かう. これまでに参加してきた

          南魚沼グルメライド100kmコース完食