見出し画像

現在、現場の医療従事者は本当に過酷な業務です。

タイトル通りです。

2020年は、新型コロナウイルスに感染した患者様の診療で業務は増えたと言えど、何とか毎日noteを更新出来るほどでした。

しかし第2回緊急事態宣言の前後から、業務過多が続いています。今は23時帰宅が当たり前で、noteはとても更新出来ません。

業務過多の原因は、対応する患者様の検査や治療が増えたことであること、これは日々の報道で周知の事実と思います。実際の現場ではそれに加え、新しいシステムの導入による混乱があります。

私の勤務する病院は、救急外来を受診される患者様の全例に、胸部CTを撮影し、肺炎の有無を確認します。少しでも肺炎を疑う所見があれば、新型コロナウイルス感染者扱いにし、隔離病棟に入院して頂きます。PCR検査2回施行し、いずれも陰性ならば、はじめて一般病床に移ることが出来ます。

この新システムの立案に私は一翼を担ったのですが、現場の全員がこれを理解して実行出来るのに、かなり時間がかかりました。

この過程のいずれかを欠くと、多くの職員がその埋め合わせをしないといけない。初期の頃はこれが茶飯事で、現場は混乱し、ストレスで喧騒が起きていました。

差異はあるでしょうが、いずれも病院でも、同様のことが起きているでしょう。

メディアの報道内容は、概ね合っています。しかし現場では、先述のようなストレスもあることを、皆様にも御留意頂けたらと思います。

WHO、政府、都道府県、地域、国民一人一人、全員が辛い思いをして頑張っています。これは紛れもない事実です。

皆様の努力を、日々の診療のエネルギーにし、必ずこのコロナ禍を打破します。ゴールが見えなくても、やるしかありません。

いつか、皆様に元通りの生活を提供出来るように・・・

写真は、山口県周南市、周南工業地域です。

この記事が参加している募集

スキしてみて

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?