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救急車を呼んでから病院に着くまでの流れは?

今回は、この記事を読んでる方が救急車を呼んだ時、病院に着くまでの流れ、救急車に乗ってる救命救急士(俗に言う救急隊)の役割についてお話します😄

まず最初に、救急車を呼んだら、すぐに病院に連れてってくれる訳ではありません。
最たる例が、妊婦たらい回し事件です。

では、本題に。

何か症状が悪くて救急車を呼んだら、当然あなたの元に救急車が着ます。

まず救命救急士に色々聞かれます。年齢、症状、これまでにした病気、飲んでる薬など。
そして、同時に聞かれるのは、かかりつけの病院あるか、あるならそれがどこなのか、です。

あなたのかかりつけ病院が救急車受け入れを可能な施設の場合、救急隊はまずそこに電話をして、これから救急車を受けてくれるかを尋ねます。

しかし、クリニックの場合17時以降は救急受け入れをしてない施設がほとんどです。病院は救急車を受け入れる施設が多いですが、その時にいる医者があなたを対応出来るかどうかはわかりません。

具体的には、医師が他の業務で忙しく対応困難な場合、あなたの症状がその医師の専門外の場合、例えば吐血をしたがその医師が内視鏡を出来ない、などです。

実際、医師が救急車受け入れが面倒だからなどの怠慢で、断るケースもあります。

上記のような理由で、あなたのかかりつけ病院が救急車を受け入れてくれない場合、救命救急士はあなたの所在地近隣の救急車受け入れ可能な病院に、片っ端から電話をかけて受け入れをお願いします。

救命救急士の仕事は、患者の初期対応をして救急車へ乗せること、救急車から病院へ橋渡しをすることです。なので、受け入れ先が見つかるまで、永遠と電話をして病院と交渉します。

実際、医師はその病院にかかりつけでない患者の救急車を受け入れることを、あまり良くは思いません。
なぜなら、その患者の情報、身長体重、既往歴、内服歴、過去の血液検査やレントゲン写真が全くないので、1から情報を取り評価をしなくてはいけないからです。

従って、あなたが乗ってる救急車をかかりつけでない病院に受けてもらえるのは、かかりつけ病院のそれよりハードルが高いのです。

今では、どこの病院もコロナウイルスの院内発症を恐れているので、コロナウイルス感染が疑わしい患者、すなわち発熱患者の救急車を断る施設は多いです。

では、解決策はないのか。
そんなことはありません。

まずひとつは、救急車を受け入れる病院の救急外来を、アポなしで直接来院することです。
医師には応召義務といって、診療を求められたら、正当な理由がない限り断れない、とゆう文言が医師法にあります。
つまり直接来院されたら、断れません。
それを嫌がる病院もあるとは思いますがね。

ふたつめは、あなた自信がかかりつけ病院に電話して、受診出来るか事前に確認することです。もし受診が無理と言われたら、近隣の病院に電話を片っ端からして、受診可能かをひたすら尋ねます。
受け入れ可能な病院が見つかったら、救急車を呼び、その病院に連れていってほしいと言えば、スムーズに病院の救急外来に行けます。

画像は栃木県日光市の鬼怒川です。

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