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失敗するけどしていない

広げた探索範囲内のジャンクギター取り扱い店舗を調べてエクセルにまとめ、エリアごとに分けてルートを絞ります。さらに一筆書きでまわれそうな所だけをピックアップして具体的な順序と走行ルートを練っていく。一日で結構まわれそうです。

道路の混雑を勘案しなければ10軒、無理だったら7と3に分割してもよし。7軒の方はスイスイまわれる見込みで、3軒は間違いなく混雑エリア。朝の開店に合わせるぐらいで出発すればさほど厳しい日程ではないはず。

そこまでやる必要があるのかと問われればまあ「ない」んですけど、なんでやるかつったら「楽しいから」ですよね。わかる人にはわかることですが、ある種の人間は「これをやるならこうしないと損だ」みたいな思考から「これをやらなければならない」という負荷を自分自身にかけてしまう傾向があったりするんですよ。まあ以前の私なんですけども、その結果として何もできなくなってしまうこともある。意味が好きで無駄が嫌い。完璧主義的で失敗を過度におそれる。

スティール・ボール・ランの冒頭で「このレースに失敗なんか存在しない、存在するのは冒険者だけだ」という言葉があります。マサ斉藤の座右の銘は「Go for broke」だといいます。自分が何もしていないことにふと気づいた時、ようやくこれらの言葉のかっこよさにシビレることができたんですね。「出来ない」という結果を避ける確実な方法は「やらない」ことです。でも何もしないことの無駄さに背筋が凍るんですよ。

なぜ動けないかといえばずっと我慢してきたから、自分は楽しいことをする資格がないと刷り込まれてきたから、失敗ばかりしてきたから、それを何度も笑われてきたから、現実から目をそむけないと人生に耐えられないから、とか色々あると思います。

しかし人生をそれらの延長に必ずしも置く必要なんてないんですよ。人間は変われるとかそういうことじゃなくて生命には飛躍がある。飛躍の根底は成長です。やってしまって、そこから得ていこうと。なぜダメだったのか?準備が足りなかったことが大半ではないか?何をすればいいんだ?そもそも答えなんてあるのか?

その問いに意味があるのか?精神に意味があるのか?果てしなく問うことはできますけども自分の中の一つの答えは「一生懸命やってみよう」というものでした。なのでこんな小さなことでも一生懸命に予定をたてて遊んでみたいと思います。川原できれいな石を探すように。

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