ちゃんと生きない。 自分を優先する勇気 正直レビュー③
おはようございます。それでは、早速三冊目の正直レビューまいります。
11/8(金)発売のいっせいさん執筆の「ちゃんと生きない」です!
ゆるりと表紙からは想像できないくらい、中身はハード。構成は、全6章・230ものメッセージが詰まった骨太の内容です。
基本的には、凝り固まった頭をほぐしてくれる内容なんですが……
優しく問いかけてくれる部分もありながら、自身が気づいていない深部のシコリをゴリゴリと……時として、それは不快に感じてしまうこともありました。
本書いわく、それが自分の「本音」だと言います。そして不快に感じる心の部分が重要なのです。
もちろん、今までこういったテーマの本をあまり読んでこなかった自身の拒否反応もあったかもしれません。しかし、読み進めていくうちに、本書のメッセージがジワジワと馴染んでいく感覚になりました。本書の問いかけに対して
「自分はどうだろう」
「いや、違うでしょ」
「そうだったのか」
と対話を続けるうちに、心が受け入れ始めてきたのです。
その時、ふと古い記憶が舞い戻ってきました。
20年以上前のこと。高校の部活対抗運動会に参加していました。
事件が起きたのは、綱引き。
僕は野球部で、対戦相手はアメフト。野球部もゴツい連中は多かったですが、明らかにガタイが違います。
これは、無理かも……
予感はあっさり的中。僕たちは怒涛の勢いで、相手陣地へと引き釣り込まれました。
ズキッ。嫌な感覚が腰に訪れます。
「イテテ……クソッ」
腰に激痛。原因は明らかに綱引き。
そこから、電気治療をしたり、ストレッチをしたり、来る日来る日も、病院通いを続けましたが全く治る気配はありません。
怪我で半年近く野球ができない日々を続け、諦めかけていた時。
友人に整骨院を紹介してもらいました。
半信半疑で通うこと2週間。あれだけ苦しんだ腰から痛みが消えたのです。
治療方法は、信じられない方法でした。
スクワットで前ももの筋肉を鍛えるのと、手の甲のツボを銀の玉のようなモノで押し付けられ、テーピングで巻かれます。痛みを感じたら、そこを押せというのです。
こんなので、本当に治るの?
完全に疑っていましたが、あっけなく完治。
今考えても何故治ったのかは、はっきりわかりません。ですが……痛みの原因は、患部とかは関係無い箇所にある、という本書の主張は正しいと改めて感じました。
もしかしたら、野球をやすみたい、野球から逃れたいという本音だったら……
あなたも本書で、自身の記憶を振り返ってみてください。
「ああ、そういうことだったのか」
と腹落ちするかもしれないですよ。
以上、ドヤツエでした。