ビジネスホテルのアルバイト
かつて、ビジネスホテルで夜勤のアルバイトをしていました。
私の主な仕事は、22時以降のチェックイン業務、翌朝のチェックアウト手続き、そして朝食の準備でした。深夜2時以降はフロントに電話を回し、仮眠室で待機しながら、遅く到着したお客様への対応や新規のお客様の受付を行っていました。
ある日の出来事、宿泊中の女性が駆け足でフロントに現れ、「私、もう帰ります!」と告げ、そのまま去っていきました。しばらくすると、高齢の男性がフロントにやってきて、先ほど去った女性と同じ特徴を持つお客様が来たか尋ねてきました。私が「帰りましたよ」と答えると、彼は激怒し、「なぜ帰らせた!」と怒鳴りました。
その後、何度かフロントに来て、気分が悪いと言って救急車を呼んでほしいと頼まれました。その時、救急車を呼ぶかどうか相談できる窓口を知り、社員に相談した結果、救急車を呼ぶことにしました。
後日、清掃スタッフが高齢男性の部屋に入ると、壁や家具に糞尿が塗りたくられており、しばらくの間、部屋が使用不能となってしまいました。後で知ったことですが、男性は認知症を患っており、去っていった女性は彼の看護をしている娘さんだったようです。
このような出来事が日本のホテルで他にも起きることがあるのか、メディアであまり取り上げられていないように感じました。
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