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ポジションストラテジーの概要

こんにちは。ヨシです。

最近、ポジションストラテジーを用いた、セルフコーチング講座を開催させていただいています。
改めてポジションストラテジーの概要についてnoteでもご紹介させていただきます。


ポジションストラテジーとは


ポジションストラテジーとは合同会社Co-Circusの代表 寺田真幸さんが作成された「自分の才能や価値観、過去の経験などのリソースから、才能や価値観を明確化し、自分にしか生み出せない仕事や価値を生み出すためのポジション(肩書き)を作る考え方」のことです。
他のコーチングやストレングスファインダーといった内省サービスとの違いは、自分の才能や価値観を明確化して今後の人生の方向性を決めた後、それをどう実現していくかまで踏み込んで考える点です。

私自身このポジションストラテジーに30時間ほど取り組んだ結果、ポジションストラテジーの可能性を感じ、寺田さんから許可をもらいアンバサダー的な活動をしています。(セルフコーチング講座や最後までやりきるための伴走セッションサービスなど)

ポジションストラテジーに取り組んでほしい人


ポジションストラテジーに取り組んでみてほしい人は以下のような方々です。

・漠然となりたい姿はあるが、具体的で効果的なアクションを見つけたい人
・自分の得意なこと不得意なことを認識して、競合に埋もれない価値を作りたい人
・会社の中で突き抜けるための道筋がほしい人

ポジションストラテジーに向かない人


逆にポジションストラテジーに向かない人は以下のような方々です。

・自分の未来に責任を持って考えられない人
・社会人経験が少なく(1〜2年)、基礎を構築中の人

コーチングなども同様ですが、サービスを受ければ必ず変われるというものではないため、受け手の主体的なマインドや行動が必要になります。
また、社会人経験3年以上と記載していますが、私自身はもしくは社会人経験が1〜2年未満の方でも、ポジションストラテジーの一部(後述のSTEP1やSTEP3)だけでも取り組んでみることをおすすめしています。
自分の才能や価値観については認識しておくに越したことはないですし、特にSTEP1は就職活動の自己分析にも有効です。

ポジションストラテジーの構成


ポジションストラテジーは大きく5つのステップから構成されています。

ポジションストラテジーの構成

では、STEPごとに概要を解説していきます。

STEP1 自分の才能・価値観・なりたい姿・障壁を洗い出す


STEP1では自己理解を深めるSTEPです。

大きく「才能・価値観の抽出」「なりたい姿やありたい姿の明確化」「障壁の明確化」の3つに分かれています。
それぞれ概要を説明していきます。

STEP1-1 才能・価値観の抽出

過去のエピソードから才能・価値観を抽出します。

エピソードから具体的に何をしたのか?何を大切にしてきたのか?を書き出し、内容を抽象化して才能(動作・思考・行動)と価値観(思い・こだわり)を整理していきます。

STEP1-2 なりたい姿やありたい姿の明確化

STEP1-1で抽出した才能・価値観をベースに「どんな未来を実現したいのか?」「どうありたいのか?」というGOALを設定します。

GOALは仕事や人間関係といった局所的なものではなく、8領域(仕事、趣味、人間関係、知性、健康・美容、ファイナンス、家庭、社会貢献)で自分のありたい姿を設定します。

このワークのポイントは今こうだから、という現状の要素は含めず、才能・価値観由来の未来(GOAL)を設定します。

STEP1-3 障壁の明確化

次に、STEP1-1、1−2で設定したやりたいことを行動に移そうとしたとき、行動に移せないケースがあります。

行動に移せないというときはおおよその場合、「やりたいことはやりたいことじゃなかった」ではなく「やりたいことなのに、それを上回るやりたくないや事があった」というケースが多いです。
そのため、あなたが避けたいと思っている大事なことをここで言語化します。

避けたい何かを明確にすることで、その避けることも考慮した上で行動するためにはどうしたら良いか?を考えていきます。
また、STEP1-3の内容は新しい価値観が見つかるだけでなく、STEP1-1の裏返しになっていることが多く、自分のより重要度が高い才能や価値観が見つかることが多いです。

STEP2 自分に向いている職業・機能・領域の設定


STEP1で明らかにした自分の才能や価値観を元に、自分がどんな職業に向いているのかを2〜4つ選びます。

職業を選ぶポイントは「デザイナー」や「コンサルタント」といった、時代の潮流に沿っているから、憧れているといった職業名詞で職業を選ぶのではなく、自分の才能(動作・行動・思考)と合致する職業を選びます
職業名詞で職業を選んでしまうと、自分の才能が発揮できずにミスマッチしてしまう可能性が高くなります。

STEP3 自分のスキル・経験・リソースを洗い出す


STEP3では、STEP2で設定した職業で活躍するために、今までの経験やスキルを整理します。

理由は、過去のスキルと職業をうまく結び付けられるとスタートラインが変わるからです。

選択した職業が今の職業と違う場合、転職を選択する可能性も出てきます。
この場合、今までの経験を土台に未経験ではなく、経験者としてスタートを切れるようにするためです。

STEP3-1 今までのスキルを書き出す

自分が今までしてきた経験やスキルを書き出します。良かった経験、苦しかった経験全て書き出します。

自分にしか生み出せない価値を提供する仕事をするのに0からスタートしていると時間がもったいないので、少しでも過去の経験やスキルを生かして、自分にしかできない価値を提供できる仕事に携われるようにします。

STEP3-2 自分が選ばれる理由(個性・才能・価値観・人間性)を書き出す

STEP2で選定した職業で働いていることを想像し、その職場でなぜ他の人ではなく自分が選ばれているのかを考えます。

できるだけ自分の「個性・才能・価値観・人間性」に注目して考え、スキル以外の部分で選ばれる理由を書き出します。

STEP4 自分だけのポジション(ストラテジックポジション)を作る


STEP4では、これまで取り組んできた内容を総動員して、自分にしか生み出せない価値を提供するポジションを作っていきます。

そして、『△△△(性質)な、◯◯◯◯(スキル・才能)ができる、□□□(職業)』という一文を作成し、自分のポジションを作ります。

STEP5 「ストラテジックポジション」実現に向けて


STEP4でポジションを決めたら、そのポジションを実現するための行動を計画します。

そのポジションを実現するために必要な要素を洗い出し、3ヶ月後の状態を考えます。

次に3か月後、設定した状態になっているために必要なアクションを書き出していきます。大きな粒度のタスクではなく、具体的なTo Doまで落とし込むことによって、アクションに移しやすくなります。

あとは行動する決断をするのみです!

もし行動する決断ができない場合は、障壁が行動を妨げているケースなどがありますので、STEP1-3に振り返り、もう一度避けたいことについて考えてみてください。

最後に


ポジションストラテジーを最後まで取り組んだ結果どうだったかをまとめたnoteを最後にご紹介させていただきます。

自己理解や目標に向かって計画を立てることは重要だとわかっていても、日々の生活の中で緊急性が高くないことが多いので1人で取り組むのもエネルギーが必要です。
最後までやりきる環境を作るというのは非常に有効ですので、ぜひ試してみてください。

※ 私以外のノートは本人に許可をいただき、掲載させていただいております

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは、また。

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