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【歴史とは】銀河英雄伝説 Die Neue These 4th season 「策謀」
勝因のない勝利はありえるが、敗因のない敗北は無い
色んなペアによる会話劇な回でした。
ルビンスキー父子
ヒルダとラインハルト
ヤンとユリアン
ヒルダとアンネローゼ
ラインハルトとボルテック
こう書くと、ほとんどが親子か擬似親子か、未来の家族の間での、公式記録には残らない類の、私人としての会話だ。でも、全てが大なり小なり、それぞれの思惑が踊るような相談や、密談や、交渉や、脅迫や、教示ばかりだ。サブタイトルの「策謀」の所以。
策謀は、自然発生しない。全て、人の意思が介在する人工的な産物だ。
歴史とは、文明が現在まで継続しているという証でもあるんだ。現在の文明は過去の歴史の集積の上に立っている。
わたしの、今この瞬間だって、歴史の結晶の暁。私人としても、世界の中の砂粒としても。
権力者と市民が対立した時、軍隊が市民の味方をした例は少ない。
未だ続くウクライナをやはり思ってしまう。個々人レベルであれば、市民の味方をしている人は多いはずなのに。
それは、先日の劇団チョコレートケーキの「追憶のアリラン」にも通じる。
未だに銀英伝が大好きな理由は、折につけ、政治と戦争と歴史の全てを、今我々は生きて感じていることを、思い起こさせてくれることだ。しかも、上質のエンタメとして。
大きな戦争やら、別離やらは次。今回は全てが伏線。地味だけれど、大切な回だった。
ケンプが、最後、自分の力不足を認めるまでの流れが好き。ケンプの為人の描き方は、石黒版とは随分印象が違う。戦死が、優しさや思いやりから、次なる復讐を産んでしまうことも痛感した。
ものすごいどうでもいいことで終わるなら...
ケスラーの制服かっちょいい。髪型も素敵。
公開間もないタイミングでも、お客さんが少ないのが心配。平日の変な時間ではあったけれど、ドキドキする。どうかどうか、10巻最後まで作られますように。
これまでは、以下。(もっとあるはずなんだけど、見つけられなかった...)
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