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わたしは日本を出て働くことを選んだ

30歳を目前に私は海外で働くことを決めた。
20代前半は海外で働くことはないと思っていたし、海外転勤の話が来ても断るつもりでいた。
海外出張は喜んで行くというスタイルだったけど、長期間住むことはないと思っていた。
そんな私は今、海外で働いている。
なぜ海外に行ったのか、来たのかとよく聞かれてその度に面接の模範解答のような受け答えをしている。(自己成長のため!って答えてるよ。なんで自己成長になるかははぐらかして答えてないけどね。)
本当のところはポジティブな理由だけでなく、ネガティブな理由もある。
それをここに書こうと思う。自分の考えを整理するためにも。

最初にも書いたけど、海外志向は全く高くなかった。
働き出して、自然と海外と仕事をすることや海外向けのサービスの立ち上げに関わり始めてから何となく海外もありかなーと思っていた。
そう思い始めたのが20代折り返しくらいかな。
それから2年後に国内で転職をして、全く違う職種になり心機一転頑張ろうとやる気に満ち溢れていたけど、体調を崩し休職。回復はしていたけど、そのまま退職。まさか半年で会社を辞めるとは思ってなかったけど、その会社で海外で働きたい気持ちが固まっていた。
体調を崩した話はまた別の記事で。

海外で何がしたかったのか、何を求めていたのか。
①日本語以外を使う環境に常にいたかった
→海外と仕事をしていると、英語を使っていた。でも長くても半年とかで毎日8時間使っているわけでもなかった。強制的に外国語を使う環境に身を置いて修行したかった。

②海外の文化に触れて働きたかった
→日本人は世界的に見て睡眠時間が少なく、働きすぎ。などいろんなことを聞く。日本ではない場所で働いて固定概念を崩したかった。

③物価の安いところに行きたかった
→生活費を抑えることで日本にいる時よりも月々の貯金額を増やしたかった。実際に爆速でお金は貯まっている。なぜお金を早く貯めたいかというと私の夢に関係している。これもまた今度。

④一緒にいたい人が海外にいた
→ただただ一緒にいたいと思える人が海外にいたから隣にいるために。

⑤家族と物理的に距離を置きたかった
→家族に対する考えはコチラ「家族は結局他人

⑥日本を離れたかった
→最近の出来事を振り返った時に日本にいて大丈夫なのか不安に思ったのと、島国が故に他国の影響が全くないガラパゴス状態に不安を感じた。その不安が現実なのか、それとも心配のしすぎなのか、自分が何かできることがあるのか、いろんな答えを見つけるために日本を離れた。一度外から、母国を見るために。

こんなもんかしら。
いろんなことを考えて、身構えた状態で海外に出てきたけど意外にも海外就職の壁は低かったと思う。
それはたくさんの人にサポートしてもらえたから。
自分でイチから手続きやら、生活環境やらを整えていたら身体的にも精神的にも辛かったと思う。
でも今は助けてくれる人がたくさんいる。
どの国で働くかにもよるけど、思っている以上に簡単に海外生活がスタートできる場所もある。
新しいことにチャレンジするとき、一番大変なのは自分の重い腰を上げられるかどうかかもしれない。

これからもずっと海外で働くかと聞かれたら”No”と答える。
日本を離れて感じたのは国籍がある強さである。
日本を離れて、どれだけ国に守られていたのかを実感した。
母国を数年離れた後は、また母国へと戻り新しいことに挑戦しようと思う。
私のやりたいことはまだたくさんあるのだから。

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