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ちょっと怖いはなし

といってもあっちの怖いはなしではなく、昆虫系の怖いはなし

苦手な方は読むのやめておいたほうがいいかと思います(画像などはありません)

私は幼少期から小学校時代、虫が好き過ぎて昆虫まみれの生活を送っていました

幼稚園の頃、園庭の片隅の土の山にいるミミズをたくさんほじくって瓶に入れて眺めては、しょっちゅう先生から、お願い…やめてと言われ、幼稚園のみんなからも今思えば嫌われてた気がします、当時は全然気づいてなかったけど

ポケットにはいつもダンゴムシ、蚊も刺されている間お腹が膨らんでいく様子を観察し、蟻の行列についていき、蝶々を追いかけて迷子になり、いつも虫のことで頭がいっぱいでした

小学三年生の頃に引っ越してきた佐藤くんという男の子、彼が私の唯一の親友と呼べる存在でした、五年生の時に引っ越してしまったけれど

彼は、普段はあまり口を聞かず、他の男の子のようにスポーツをしたりしないけれど、とにかく昆虫博士でした

彼と、あらゆる虫スポットに出かけたり、いろんな昆虫を観察したり、それはもう本当に楽しい日々でした

佐藤くんが大切にしていたカマキリの卵、夜の10時くらいに家に電話がかかってきて、興奮に震える声で、Hさん!産まれ始めたよ!!!と連絡が来た時は、母にお願いして佐藤くんの家に駆けつけました

背後で失笑しつつ見守ってくれる母達の視線を感じながら、卵から産まれる大量の小さなカマキリ達を2人で泣きながら観察し、翌朝一緒に野に放ち、それはもう素敵な体験でした

今思えば、たまたまなんだろうけど、一緒に飼育していたキリギリスが、自分の肩に乗って鳴いた時、昆虫もちゃんとわかり合うことができるんだな…と本気で思いました


そんな中、虫好きの自分たちでも遭遇した恐怖体験がいくつかあります

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これは今朝撮った自宅の塀の地蜘蛛の巣です

今でも、スーーーッッと引っこ抜きたい衝動に毎朝駆られます、やらないけど

当時、社宅に住んでた佐藤くんと私は、20棟くらいある社宅の壁面の地蜘蛛の巣を二人で夢中になって抜きまくっていました、地蜘蛛ごめん

ある日見つけた地蜘蛛の巣、何やら物凄い太さでパンパンに何かが詰まってる

これはもう何か見たこともない宝が詰まっているに違いない‼︎と、佐藤くんとワクワクしながら開きました

するとそこには、巨大なムカデが一本ギュウギュウに収まっていました

ギャーーーーッッッ

なぜか家まで走って逃走

またある日、佐藤くんと草むらを探検していた時、2メートル四方くらいのトタン板が落ちていました

当時、大きな岩などを持ち上げてみると、その下にいる大小さまざまな普段は日の目を見ない虫達が、突然のことにザワザワ動き出すさまを観察することが好きでした

なので、これだけ大きなトタン板をめくったら、それはもうかなりの虫達がいるに違いない‼︎と、佐藤くんとワクワクしながら二人で両端を持って、せーの!でめくりました

するとそこには、巨大なヘビがトグロを巻いていたのです

ギャーーーーッッッ

また後ろも見ずに自宅まで逃走


そしてまたある日、佐藤くんとカブトムシを探して林を探検してた時、ふと手をついた木の幹が何やら柔らかい

見ると、自分の手のひらサイズの蛾

手は粉だらけ

ギャーーーーッッッ

今でもあの感触は忘れられません


と、あれだけ虫が好きなのになぜこんなに怖いのか?

きっと想像の範囲を超える突然の出来事に弱いんだな

だから、突然想定外に現れるGが怖いんだろう…

 というわけで、1人、99%のひとには嫌われるであろう日の目を見ないひとを紹介します

このひと

苦手なひとは見に行かないでください

好奇心に負けたひとだけ行ってみてください

対象は何であれ、私は何か1つのことを極めている人や、夢中になってる人、それについてとことん研究している人、ある意味〇〇ヲタクな人が好きです

チョーーーー気持ち悪いけど、彼を尊敬してます

みんなに嫌われるだろうけど、頑張れよーーーー!!!


【画像は暑過ぎる日向ぼっこのあと、エアコンの当たるところで平べったくなって涼んでるドットです。彼女が誰よりも先にGを発見してくれるので、心強い存在なのです】