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黄色いバナナは輸入できない!? たべもの産地図鑑 ②果物


「どこからきたの? たべもの産地図鑑」(全4巻)シリーズから、『②果物』をご紹介します。

とつぜんですが、問題です。
日本で最も消費量が多い果物はなんでしょう?

……答えはバナナ。


では、日本で最も輸入量が多い果物はなんでしょう?
……答えは実はこれもバナナ。

では、日本で最も食べられていて、最も輸入量も多いバナナの、国産の自給率は?

……実はなんと、0.1%以下。
バナナは年間を通して高温多湿を好む植物で、日本で育てることができるのは、沖縄などのほんの一部だけ。ほぼすべてを輸入に頼っているんです。

日本へと多く輸入されているバナナには、輸入方法にもバナナならではの工夫が。
日本では、青いバナナしか輸入できず、黄色くなったバナナは輸入できません。その理由とは?

……答えは、虫がつく可能性があるから。
黄色く熟したバナナには、虫がつく可能性があるため、日本ではバナナが青い状態で輸入することがルールで決まっているそうです。

また、バナナには、さらに知られていないこんな一面も。
バナナの「木」は、高さが3m~5mあり、樹木のように見えますが、植物的には、実はなんと「草」。
幹のように見えるのは、大きな葉が重なってできた「偽茎」(ぎけい)で、一度実を収穫したら二度と実が実らないため、収穫後は伐採し、親株から子株をとり、また苗から育てるのだそうです。

高さ3m~5mにも成長するバナナ。苗を植えたから収穫できるようになるまで9〜10か月。
フィリピンは日本のような四季がない気候なので、収穫は通年行えるそうです!


以上、ご紹介したのは、『②果物』の「バナナ」でした。

『②果物』本編には、他にもみかん、りんご、すいかなど、15の主要な果物が取り上げられていて、目からウロコの情報がぎゅっとつまっています。
大人の方が読んでもおもしろく、興味深い情報が満載です。

『②果物』もくじ


小学5・6年生から/56ページ
井田仁康 監修/グループ・コロンブス 編
https://www.doshinsha.co.jp/search/info.php?isbn=9784494018772

どこからきたの? たべもの産地図鑑 (全4巻) 
https://www.doshinsha.co.jp/search/info.php?isbn=9784494046607

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