童心社

紙しばい・絵本・児童書の出版社です。 こちらでは、童心社の「しごと」について、はたらく…

童心社

紙しばい・絵本・児童書の出版社です。 こちらでは、童心社の「しごと」について、はたらく人の視点でじっくりご紹介していきます!

マガジン

  • 童心社の本と紙しばい

    童心社が刊行する本と紙しばいについてのマガジンです。作品の内容や魅力など、新作からロングセラーまで幅広くご紹介します。

  • 新作がうまれる現場

    童心社の本と紙しばいはどのようにうまれるのか。だれのどんな「しごと」をとおして読者のみなさまの手に届くのか。はたらく人の視点でお伝えします。

  • 広告宣伝・はな の おしごと日誌

    童心社の広告宣伝を担当しているはなの視点で、日々の仕事のことを綴ります。多くの読者のみなさまに童心社の作品を届けるには……? と試行錯誤しつつバタバタの毎日ですが、子どもの本や紙芝居をつくる出版社の仕事に興味がある方、ちょこっとのぞいてみてください。

  • 童心社のニュース

    童心社の本と紙しばいや作家さんに関するニュースやイベント、読者キャンペーンのお知らせ、メディア掲載情報をお伝えします。

  • おしいれのぼうけんのススメ

    刊行50周年をむかえる絵本『おしいれのぼうけん』。 「『おしいれのぼうけん』が大好き!」という各界でご活躍の皆様に、「おしいれ」愛を綴っていただく連載企画です。

最近の記事

クジラがしんだら、どうなるの?

童心社から新しい絵本が刊行されました。 その名も、『クジラがしんだら』。 深海でくりひろげられる、いっときの大宴会 舞台は、ふかーくくらい、海の底。 深海の生きものたちは、食べものをじっと待っています。 昼間でも光が届かないこの場所に落ちてきたのは、いのちを終えた大きなクジラでした。 最初にユメザメがクジラにかぶりつきました。 コンゴウアナゴやタカアシガニもやってきて、海の底はまるで大宴会! 深海の生きものたちによって、骨の髄まで食べつくされていく、クジラの体。 ユ

    • あたりまえの普通を問う、大人にもおすすめの絵本『ひとつめのくに』

      「せなけいこおばけえほん」シリーズは今年で刊行から50年! シリーズで最初に刊行された2冊から、今回はこちらの絵本をご紹介します。 むかし、めずらしいものを見せる見世物小屋がありました。 でも見世物師は、いんちきばかり。 「よにもめずらしいばけもので、目が三つで、歯が2本だよ」 お客が入ってみると、ただの「げた」がころがしてあるだけ。 (鼻緒をとめる穴=目が3つあり、げたの底部で接地する板を「歯」と呼ぶことから) とうとうお客がこなくなってしまいました。 こまった見世

      • 日テレアナウンサーのみなさんが、紙しばいを演じました!

        紙しばいが”あつい”夏でした! 広告宣伝担当・はなです。 この夏の気温は史上最高か、という話題も出ていますが、ことしは童心社の紙しばいにとっても、とても”あつい”夏でした。 8月3日には、はじめて大阪にて「紙芝居アカデミー」を開催しました。 会場は「大阪での開催を待っていました!」と言ってくださるみなさんの熱気にあふれていました。丸一日の講義で、みなさんといっしょに紙しばいの魅力を体感することができました。 そして時を同じくして、東京のある場所でも紙しばいが演じられ

        • 「紙芝居アカデミー 2024夏期講座」をおこないました!

          2024年8月3日(土)、ことしも紙芝居についてじっくり学ぶ「紙芝居アカデミー」を開催しました。 これまでの6回は東京の童心社KAMISHIBAIホールで行ってきましたが、今回は初の大阪、大阪府立中央図書館での開催となりました。 猛暑の中、50名を超える受講生の方がお集まりくださいました。さらにオンラインでのライブ配信でも、多くの方がご参加くださいました。 最初の講義は、童心社編集長の橋口が講師を務めました。『ごきげんのわるいコックさん』(脚本・絵/まついのりこ)など紙芝

        クジラがしんだら、どうなるの?

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        • 新作がうまれる現場
          4本
        • 童心社の本と紙しばい
          54本
        • 広告宣伝・はな の おしごと日誌
          9本
        • 童心社のニュース
          16本
        • おしいれのぼうけんのススメ
          3本
        • もぐらけんせつ 秘書のみみずのみすずさん おしごと日誌
          6本

        記事

          くずかごからはじまる、スリル満点のストーリー! 『くずかごおばけ』

          「せなけいこおばけえほん」シリーズは今年で刊行から50年! 50周年を記念したTシャツが絵本雑貨ブランド『えほん+えほん』にて発売開始しました。(ブランド運営協力・商品発売元:カルチュア・エクスペリエンス株式会社) 今日は、シリーズの中でも人気の高い『くずかごおばけ』をご紹介します。 あるところに女の子がいました。女の子は魚がだいきらい。 ご飯にでたお魚も、食べたくないので、はしでつまんで、  「こんなもの、くずかごへ すてちゃうわ。」 ポイ! こわれたり、古くなったも

          くずかごからはじまる、スリル満点のストーリー! 『くずかごおばけ』

          おしいれのぼうけんのススメ③ 汐見稔幸さん(教育学者)

          ことしの11月に刊行50周年をむかえる絵本『おしいれのぼうけん』。 「『おしいれのぼうけん』が大好き!」という各界でご活躍のみなさんの言葉をご紹介していく連載企画、第3回です。 今回ご登場くださるのは、汐見稔幸さんです。 今回汐見さんは『おしいれのぼうけん』にこんな言葉を寄せてくださいました。 「なぜ、『おしいれのぼうけん』は子どもたちに愛され続けるのか」という問いに対するこたえともいえる、汐見さんの言葉。 長年、子どもの育ちや、保育・幼児教育についての研究を深めてきた

          おしいれのぼうけんのススメ③ 汐見稔幸さん(教育学者)

          シリーズ50周年!『ばけものづかい』3・4歳から楽しめる人気のロングセラー

          「せなけいこおばけえほん」シリーズは今年で刊行から50年! 刊行50周年を記念したTシャツが絵本雑貨ブランド『えほん+えほん』にて発売開始しました。 (ブランド運営協力・商品発売元:カルチュア・エクスペリエンス株式会社) シリーズで最初に刊行された2冊から、人気の高い『ばけものづかい』をご紹介します。 むかし、とても人づかいの荒い、おじいさんがいました。 おじいさんが、家賃は安いがばけものがでるという評判のやしきにひっこすというので、いつも多すぎる用事を言いつけられていた

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          今の子どもたちにとってのお金とは? 新シリーズ「お金の使い方で未来を変えよう!」

          渋沢栄一、津田梅子、北里柴三郎。 この人たちに共通することといえば…… そう、まもなく発行となる新紙幣に登場する面々ですね。 新紙幣の話題に注目が集まる一方で、現代の子どもにとっての「お金」とは、どんな存在なのでしょうか。 ネットショッピングや、キャッシュレス決済などの広がりによって、現金を目にする機会、実際に使う場面は減っているのではないでしょうか。 そんな現代の子どもたちに向け、さまざまな買い物のあり方をわかりやすく解説し、さらに未来をよりよいものに変えていく「地

          今の子どもたちにとってのお金とは? 新シリーズ「お金の使い方で未来を変えよう!」

          アラスカで暮らす絵本作家にインタビュー!今年度 低学年向け課題図書『アザラシのアニュー』 作者・あずみ⾍さん

          本年度の「⻘少年読書感想⽂全国コンクール」課題図書(⼩学校低学年の部)に選ばれた 『アザラシのアニュー』(あずみ⾍・作)は、タテゴトアザラシのあかちゃんが成⻑する姿を描いた物語絵本です。 前作『ホッキョクグマのプック』につづき、南東アラスカのシトカで暮らしながら、絵本の創作をしているあずみ⾍さんに、お話を伺いました。 ――アラスカに拠点を移されたきっかけから伺います。 星野道夫(*1)さんの写真と文章がきっかけです。 美しいアラスカの大自然と、ひたむきに生きる野生動物たち

          アラスカで暮らす絵本作家にインタビュー!今年度 低学年向け課題図書『アザラシのアニュー』 作者・あずみ⾍さん

          みすずが解説「はたらく重機その5」にもつを つむのも はこぶのも おまかせ! アームつきトラック

          みなさま、大変ごぶさたしております。 お元気でおかわりないですか? 「もぐらけんせつ」秘書のみみずのみすずです。 はじめましての方もいらっしゃるでしょうか。 私たち「もぐらけんせつ」は町のため、お客様のために日々現場でがんばっているんですよ。 さてさて、「もぐらけんせつ」自慢の重機たちをご紹介するこちらの連載。ついに登場してくれるのは、荷物を積んだり、運んだり、スマートにお仕事をこなす、あののりものです。 そう、「アームつきトラック」です! トラック自体にアームがついて

          みすずが解説「はたらく重機その5」にもつを つむのも はこぶのも おまかせ! アームつきトラック

          いわさきちひろさん没後50年展に行ってきました。

          童心社広告宣伝担当、はなです。 先日、とある展覧会に行ってきました。 東京の上井草にあるちひろ美術館・東京で現在開催されている「いわさきちひろ ぼつご50ねん こどものみなさまへ」です。 絵本作家・画家として多くの作品をのこした、いわさきちひろさん。 没後50年となる今年は、「あそび」「自然」「平和」の3つのテーマについて、現代科学の視点も交えて、ちひろさんの絵を読み解く展覧会が開催されます。 私が拝見したのは、ちひろ美術館・東京で行われている「自然」をテーマにした「あれ 

          いわさきちひろさん没後50年展に行ってきました。

          不思議とおどろきに満ちたむしの物語絵本『ばったの たんちゃん うまれたよ!』

          むしのあかちゃんが大きくなって、たまごをうむまでをえがく絵本「むしのたまごシリーズ」。 5月にあたらしい仲間がくわわりました。 今回は『ばったの たんちゃん うまれたよ!』をご紹介します。 トノサマバッタのあかちゃん、たんちゃんは、ほそながい葉っぱが大好物!じょうぶなあごでバリバリ食べて、ぐんぐん成長していきます。脱皮をするうち、茶色いからだは葉っぱと同じ緑色に変わりました。 そしてある夜、最後の脱皮をして、りっぱなおとなのトノサマバッタになりました。 うしろあしで力づ

          不思議とおどろきに満ちたむしの物語絵本『ばったの たんちゃん うまれたよ!』

          6月4日は虫歯予防の日!歯と口の健康週間に!『むしばミュータンスのぼうけん』

          もうすぐ6月4日は虫歯予防の日! 6月4日から10日は「歯と口の健康週間」です。 「かこさとしからだの本」シリーズから、虫歯予防をテーマにした人気絵本『むしばミュータンスのぼうけん』をご紹介します。 「わがはいの なは むしばミュータンス。  ほんとうは、もっと ながくて むずかしいなまえだけれど、  きみたち こどもは そう おぼえて くれたまえ」…。 むしばきん「ミュータンス」が主人公のこの絵本。 ミュータンスの立場から、健康な歯が、どうやって虫歯になっていくのか、

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          おしいれのぼうけんのススメ② 鈴木のりたけさん(絵本作家)

          ことし刊行50周年をむかえる絵本『おしいれのぼうけん』。 「『おしいれのぼうけん』が大好き!」という各界でご活躍のみなさんの言葉をご紹介していく連載企画、第2回です。 今回ご登場くださるのは、絵本作家の鈴木のりたけさんです。 『大ピンチずかん』『大ピンチずかん2』(小学館)、「しごとば」シリーズ(ブロンズ新社)、「ぼくの」シリーズ(PHP研究所)など、数多くの絵本を手がけてきた鈴木のりたけさん。 『おしいれのぼうけん』は幼いころに読み、強く印象に残っている1冊だそうです

          おしいれのぼうけんのススメ② 鈴木のりたけさん(絵本作家)

          いろんな虫をくらべてみると、その虫らしさが見えてくる! 「くらべてわかる! こんちゅう図鑑」

          チョウ、アリ、テントウムシ、ハチ――など、私たちの身近にはたくさんの昆虫がいます。 それらの昆虫を「育ち方」「からだのつくり」「食べものとすみか」に注目してくらべているのが、本シリーズの大きな特徴です。昆虫でない虫ともくらべていて、ちがいがよくわかります。 昆虫を観察するための「つかまえ方とかい方」もありますよ。 ●『つかまえ方とかい方』 昆虫をよく観察するには、つかまえるのが一番! 「場所」「時期」といった情報はもちろん、虫取り網の使い方や、かうために必要な物まで丁寧に

          いろんな虫をくらべてみると、その虫らしさが見えてくる! 「くらべてわかる! こんちゅう図鑑」

          【そらまめの黒いスジはなぜできた?】『おとうふさんとそらまめさん』

          1・2歳頃から楽しめる、かわいい民話の紙芝居です。 おとうふさんとそらまめさんは大のなかよし。 ふたりが歩いていると、小川に一本橋がありました。 「わたれるかなあ?」 「へいき、へいき」 まず、おとうふさんがわたりはじめました。 こわくてこわくて、おとうふさんはぶるぶる震えながら、橋をわたります。  ぺたり ぺたり  ぶる ぶる それを見たそらまめさんは、大笑い。  「ああ おかしい。  こんどは おらがわたるぞ  みていておくれ」 そらまめさんは、おおいばり

          【そらまめの黒いスジはなぜできた?】『おとうふさんとそらまめさん』