『着るもののきほん100』を読んで。
久しぶりに足をはこんだ本屋でいつもなら立ち寄らない衣服系のコーナーで素敵な本を見つけた。
松浦弥太郎さんの著書、『着るもののきほん100』
立ち読みで読んだはじめの数ページから感じた世界観や著者の言葉選びが素敵で家に帰ってゆっくり読むことに。
この本がきっかけで松浦さんのファンになり、それ以来、くらしのきほんやInstagramを見たりVoicyのラジオも聴いている。
ここからは、この本の気になったところと考えたことについて書いていく。
一所懸命という言葉のとらえかたが僕にとってしっくりきた。
日々の何気ない出来事でたいていのことは気にもとめないし、何かあっても、そこから何か学べないかと考えることはほとんどない。うまくいったとき、そうでなかったとき、その出来事から何か学べるよう向き合っていきたい。
個人でやっている事業や会社でやっている仕事で、その時々していることが人の役に立つことかどうか。常にこの視点を意識したい。
苦手なことを仕事にすることはないと思うし、すきなことでも人より上手くできないことも仕事にしようとは思えない。自分が得意なことを仕事にした方がうまくいく。けど、やっぱり理想はすきなことを得意にして仕事にすることだと思う。
お客さんに喜んでもらうために、まずは提供するサービスについて深く知る。僕自身、Webサイトについては詳しい方だと思うけど、日々進化するジャンルのものなので常に学び続けること、それをお客さんに還元できるようにすることを心がけよう。
成功ということに対する新しい視点。小さな目標を立ててひとつひとつ達成していく。それを繰り返して少しずつ成長させて、変わらず進み続けることが大切なのだと思う。焦って急いで大きくしようとしない。
やりたいこと、やるべきことのリストアップはできていても、正しく優先順位をつけられているかといえば、わからない。そのときの感情で決めてしまうこともある。けど、その時々で優先順位は変わるものだと思うので、日々直していこう。
ファッションもインテリアも同じランクのもので揃えることが基本。また、着る人、そこで生活する人のランクも合わせることも大切だと思う。身の丈に合ったってことかな。(たまには背伸びすることもあるけど)
この本の中で一番ささったところ。
今の世の中、たいていのことは調べたらわかることで、考えるより先に調べて解決してしまった方が早い。
そういう効率を重視してきたからこそ、自分で考えることが疎かになっていたように思う。
自分で考えるまえに例や参考がほしいと思ってしまう。
調べる前に、まずは自分で考える時間を作ってみよう。
今していることが未来の自分にどう現れるのか考えている。
仕事のため、やりたいことの勉強や趣味の読書などなど。
将来どんな自分になりたいのかを基準に今やることを決めていきたい。
仕事をするうえでのしあわせって、目標を達成できた時や何かを成し遂げたときに得られるものではなくて、やりがい的なことだと思う。
仕事をするとき、それを何のためにやるのか深く理解しているかどうか。
なんとなく言われたことをそのままやって目的がわかっていない状態で頑張ってもそこにやりがいを感じられるかどうか微妙なところ。
正しい目的をもって精一杯追求するからこそやりがいを感じられるのだと思うしそれがしあわせにつながるんじゃないかというのがこの引用したところの解釈。
とはいえ正しい目的を明確にすることが難しいのだと思う。
イメージできるなりたい自分はどんな自分か?
僕の考えだけど、自分はこうなりたい!ってイメージは誰かや何かへの憧れが強くて、自分ごととしてイメージしようとしたとき具体的にならないし、しっくりこないことが多かった。
憧れからではなく、イメージできる自分はどんな自分か、それはなりたい自分なのかというように掘り下げていく方がしっくりくる。
そうやって考えたなりたい自分になるための学びをする。
ほかにも、この本からユニクロのLifeWearを知って、服ひとつひとつに込められた想いやこだわりが本当に素敵で、普段なにげなく着ているユニクロの服に愛着を感じられるようになった。
ひとつひとつのものに対してそれができるまでの背景やこだわりを知りたいと思い、またそれを知ることでより愛着をもって大切する考えに気づかせてくれた一冊。
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