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私にとってのゆたかさは"石ころ"を集めること

コロナ禍の中で散々考える #ゆたかさって何だろう
私の結論は「石ころを集めること」に落ち着きました。が、決して川辺へ通っているわけではありません(笑)


仕事がなくなってしまった私にはとにかく時間があります。なので毎日いろんなことが頭の中を巡っています。考えなくていいことまで考えてしまったり。

昼夜も逆転して、明け方まで携帯と睨めっこ。
これはいかん!と目をつぶって瞑想をしてみるけれど、たくさんの私があったからこっちからいろんな話をしてきて「あーー!もぅ!寝かせてくれ!!」ってなります。

当たり前の日常が奪われる映画みたいなこの世界で、その当たり前の日常のことを考えたりもして。

まだ寝ていたい〜と思いながら朝起きて
仕事をして
今日のランチ何食べようかなーって考えて
帰りにウインドーショッピングして
満員電車にイライラして
疲れて、寝る

ただそれだけ。

今も別にご飯は食べられているし、あたたかい布団があるし、住むところもある。
本当にそれだけでありがたいことだし、生きていくことに不便はしていない。

なんなら早起きしなくていいし、わちち(愛犬)とずっと一緒にいられるし、好きなだけTVで映画やドラマも見られる。
好きなだけ趣味をして、好きな時間にお茶をして、友達とLINEやテレビ電話をする。

普通に考えたらそれってゆたかじゃない??

けれど私は日々ストレスが溜まっている。

衣食住がゆたかなら人生がゆたかではなかった。


ゆたかさって何だろう?

映画館に行って映画を見たい。
おしゃれなカフェに行きたい。
流行の服を見に行きたい。
友達とお喋りしながら美味しいご飯が食べたい。
旅行に行きたい。

他にもたーくさんあるけれど、衣食住と最低限生きるために必要なもの以外のことがとっても重要だったのだと再認識させられた。


私たち夫婦は結婚する前からデートで一番多いのが「美術館へ行く」ことだ。

(パリのオルセー美術館にて)


私はデザイン学校卒。小さい頃からそういったことに興味があったし、旦那は建築士。

話題のものからマイナーなものまでいろんなものを見に行った。
旦那はとにかくじっくり派なので、だいたい私の方が早く見終わって2〜3周して、さらにSNSなどに感想を投稿し終わったあたりでやっと合流する。

(ソウルのサムスン美術館にて)


興味があるもの、ないもの、すごく感動するもの、面白かったもの、つまらなかったもの、夫婦間でも感じ方の違いはもちろんあるけれど、それも全部いい思い出。


(デザインあ展でお弁当の梅干しになった時)


絵画やアートやデザイン、建築などは特に「ただ生きていく」のには必要ないかもしれないかもしれない。

けれど私たち夫婦にとってそれらは人生をゆたかにするものなのだ。


今の私の結論

何かをアウトプットする時、人は自分の中にある情報からでないとアイデアや思想をだせないでしょう?

目から入った情報や聞いた話などインプットされるものが様々な石ころだとしたら
大きなもの、小さなもの、汚れているもの、輝いているもの、形も色もさまざまな種類があると思う。

人生色々ある中で、石ころが多い方が敵とも戦いやすいし(敵は必ず人ではない)、コレクションをしたり(思想の整理)、たまに眺めていやされることもある(思い出)。

定期的に断捨離は必要だと思うけど、どの石も面白いし、原石だらけなんじゃないでしょうか?

ゆたかさとはその石ころをたくさん集められることかなと、今日も石たちを眺めながら思いました。

(チームラボお台場にて)


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