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夜の山

存在が少なからず、影響を与えている。

そんな他愛もない言葉から発想は展観されていった。

話しをするなかで、答えると、自分でも思っていない解答が出てくる。

『なんで疲れないのか。』

そんな問いと不意に遭遇した時に。

目的や目標があり、そこに向けて行動するから、疲労とか考えなくなる。

そんな風。

走ってるときに、
スピードだと、時間や身体的なとこにフォーカスされる。

距離だと、いかに移動するか。
いかに痛みやネガティブな感情をごまかすかに、意識を飛ばす。
関係ないことを考えていたり。一種の瞑想状態。

【関係ないこと】への没入感が深ければ深いほど、リアルとはかけ離れたものを想像する。

夜の山に入っていくと、恐怖心がなくなり、ただ走って足を置く位置やライトが照らされた地面の景色に集中することで、感覚が研ぎ澄まされる。鈍くなる。

そんな時間がある。

この通常では避けてしまうようなシーンを、受け入れてしまうシーンに達する瞬間が訪れるのを待つような感覚。

満員電車の中で、ゲームや音楽を聞いて、その世界に入り込みすぎて、電車内か家かわからなくなるよう感覚に似ているのか。

それが、ゲームや音楽とい文明の力に頼ることなく、自分の体を自然に身を任せることで、違う世界にいけるようになれれば。

それは発明だ。

感情や感覚の変化を楽しむことができるようになると、ただ走るだけではない、次の段階に行けると勝手に想定している。


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