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耳鳴り潰し21

 朝からカレーを作る。余計なことはせずシンプルに(前回余計なことをしたようだ)。

 暑さのピークを避ける時間帯に公園へ。同じ学校の4年生男子に会った息子。「3日連続やな!」と言われる。こちらは正確には4日連続となる。その彼含む3人組男子に付いていく息子。なぜかなついているようだ。カナちゃんではない、同じクラスの女の子にも出会ったが、名前は思い出せなかったようだ。

 先日のヘビの件もあり、隙あらば父は面白い生き物がいないか探し回るが特に見つからず。子どもの日ということもあり、この数日で一番人が多かった。

 そしてカナちゃん登場。合流して遊ぶ。うちの娘も遅れてやってくる。子ども三人並んでペロペロキャンディを舐める不思議な絵が完成している。父はうろうろしてヘビを探していた。

 いつもの公園から繋がっている、もう一つの広い公園へとカナちゃんの提案で移動する。娘が通っていた運動教室の体育館のある場所でもあり、5~6年前の話を娘が懐かしそうにする。私たちの帰る時間が来て、元の公園までの道のりを歩いて帰る際に、カナちゃんと息子が並んで歩くのを後ろから見守った。息子は気の利いた面白い話ができるわけでもない。男女で遊ぶのが恥ずかしいとか、誰かにからかわれるとか、そういう雑音のない美しい世界、黄金時代。今は何気ない日常の一コマにしか感じていなくても、素晴らしい思い出として一生抱きしめていけるかもしれない記憶。私もこのような時代が欲しかった、と今さら思っても仕方のないことではある。

 子どもの日常を記すことの多いこの「耳鳴り潰し」関連のことなどを、今週のシロクマ文芸部のお題「子どもの日」に「言葉の日常」を投稿する。

高島俊男「中国の大盗賊・完全版」を読み始めた。


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