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架空書籍紹介(22冊目~28冊目)

「架空書籍紹介」シリーズは、現在Xにて私が毎日「#架空書籍紹介」のハッシュタグをつけて一日一回ポストしているものです。7冊(一週間分)溜まるとここにまとめています。そろそろ誰か他の人も始めてるかな(検索)……。「架空書籍紹介」シリーズは、現在Xにて私一人が毎日ハッシュタグをつけて一日一回ポストしているシリーズです。

※イメージ画像は全てAIによる生成物です。

22冊目「鮫と踊る」

浅瀬に流れ着いてきた鮫のヒレをつかんでダンスを踊る少女がいた。少女に導かれて鮫は海に帰るも、何度も浅瀬に戻ってきてしまった。やがて少女は大人になり、海難事故に遭う。無人島に流れ着くと、そこは人のような鮫が踊る国であった。見知った鮫が彼女の手を取った。

23冊目「泥辺物語」

泥辺という物書きがある時「自分の書く物を全部包括するような話を書こう、全て最終的にこの話に入るという事にすればいい。何を書いても自分の物語だ」と思いついて書き始めた連作集。ある掌編の脇役が別の掌編の主役であったり、語り手が消えたりもする。終わりはない。

※現在の基本姿勢

24冊目「銀河鉄道の昼」

真昼の空に現れた銀河鉄道は仕事をサボっている人と学校から抜け出した人と久しぶりに外に出た人とを乗せて走り出した。空へは戻らずに電線の少し上くらいを緩やかなな速度で夜までの時間を潰す。乗り込む者降りる者、それぞれの銀河鉄道との関わりを綴った一冊。

※かなり大昔に書きかけた話。


25冊目「袋を残して飴を捨てる」

飴の入った袋を開けて、ゴミ箱に袋を捨てるつもりが、間違えて飴をゴミ箱に捨ててしまい、手のひらに残った飴の袋をじっと見つめる。そんな日々を綴ったエッセイ集。ある時、同じ行動をするだけでなく、袋を食べ始める男と出会い、戦いの日々が始まる。

※実際にあったこと。シロクマ文芸部参加作「「人の降る街では転落死を防ぐために政府から羽根が支給された」の締めに転用。


26冊目「髭を植える」
毎日剃る髭をそのまま捨てるのはもったいないと思った髭の濃い男が、髭を植えていこうと思い立つ話。花壇や砂場、髪の薄い男に髭を植え付けていく。誰のためにもならない男の行為に賛同者は増えない。やがて植えた髭から男の顔が生え始め、世間は混乱し始める。


27冊目「孤独死のなくし方」

年々増え続ける孤独死をなくすために、政府は一人暮らしを廃止した。不慮の事故や衰弱死で亡くなる人は減ったが、急遽集団生活を強いられた人々の間で、人間関係の悪化による殺人が増えた。政府は凶器として使われることの多かった包丁の販売を停止した。


28冊目「モッキンバード」
木筋鳥男(きすじ・とりお)は「モッキンバード」というあだ名で呼ばれていたが、その名前のギターを弾いたことはなかった。亡くなった父の残した大量の歌詞と出会ったことで、彼の中に眠っていた歌の才能が開花する。父の歌詞が尽きた時、彼の新しい物語が始まる。





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