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オタクがオタクであることを受け入れたら生きやすくなった話。

オタクとは、何か。それは1つのジャンルをこよなく愛する人だと思う。

「自分はオタクか」という問いに対して、長い間私は「YES」と自信を持って言うことができなかった。

というのも、何か好きなものの話を誰かにしている時、自分の熱量が相手より多すぎると、相手の心が一歩後ろに後ずさりしてしまうような感覚を覚えたことがあるからだ。(おそらく私は、好きなテーマほど早口になるし、目がランランしてしまう傾向にある。反省笑。)

一言で言うと、「引かれたくない。」そんな気持ちだったのだと思う。

韓国ドラマや少女漫画が好きな私は、本屋やレンタルショップに通いつめる時代があったのだが、入り口ではいつも、誰かに合わないか....この棚の向こうに知っている人がいたら、どう振る舞おうか...なんて考えていた。

そんな日々が続く中で、少しづつではあるが、変化が起きていった。「内的な変化」と「外的な変化」だ。

*内的変化

忙しい日々を過ごしていく中で、次第に自分が自分らしくいることができる時間が、最もストレスなく過ごせるのだと気づき始めた。生きていく中で、どんな印象を与えているのかも大切だけど、同じくらい自分の機嫌は自分で取ることが大事なんだ、と。

その時から、沼の中にいる自分は、いつも時間を忘れるくらい最高に幸せだし、韓国ドラマや少女漫画のおかげで今の私があるんだと気づき始めた。

つまりオタクの自分が、実は素の自分であって、その時間がとても幸せなので、沼にいる時間も・自分もまとめて抱きしめたいって思った。(ちょっと大げさか笑。)

*外的変化

大きく2つあるのだが、一つはNetflixで配信されている話題の韓国ドラマ「愛の不時着」という作品が大きいと思う。今まで韓国ドラマを見ていた人に加えて、再度見始めるようになった人や、これを機に見るようになった人が増え、共通の話題として話に上がることが増え、話やすくなったからだ。

「好きなドラマは何?」という質問に、「う〜む...韓国ドラマです!」と答えることができるようになりつつあるのは、この影響だと思う。

答えても大丈夫。知っている方が多いし、もし知っていなくても、自分が好きならそれでいい。なんて思い始めた。

二つ目は、SNSを始めたことだと思う。好きな情報にたくさん触れたい、好きなことは言葉にしておきたい、そんな気持ちで始めたTwitter

使って見て思うのは、何かを呟いたら、同じくらい熱量高く、いろんなことを教えてくれる人がいるということ笑。リアルな世界と並行して、もう一つの温かい世界が存在していることを知った

誰かと「共感」するって、こんなに楽しいんだ。って教えてもらった。

内的変化と外的変化を経て分かったことは、自分らしく好きを突き詰めていくと、新たな出会いがあるということ。それは「作品」、「人」、「俳優」、「深い沼」の出会いで、知らなかったことを知ることができた。

肩の力を抜いて、様々な出会いに感謝し、オタクの自分も良いよな、なんて思ってみる。明日からも、日常生活を頑張りつつ、深い沼でのオタク生活も楽しみたいと思う笑。



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