【脳科学】集中力を高めるテクニック
どうも。道楽(DORAKU)です。
ようやく沖縄も本格的に気温が下がり始め、冬を感じさせる季節になってきました。
特にこういった季節の変わり目は体が慣れず眠たくなったり、仕事の集中力も低下しがちです。
そこで今回は、そんな集中力にまつわるお話をしたいと思います。
集中力を司る脳の仕組みから、誰でもちょっとした工夫で集中力を高める事が出来るノウハウまでご紹介いたします。
▼集中力のメカニズム
そもそも集中力というものはどこから湧いてくるのでしょうか?
ほとんどの人が「脳」と答えるでしょう。もちろん間違いではありませんがもう少し掘り下げると、『前頭葉』と呼ばれる脳の部位になります。
『前頭葉』とは人格を作ったり感情をコントロールしたり、物事の意思決定や判断をしたりと生活するうえで非常に大事な役割を担っています。
特に人間は他の動物と比べ『前頭葉』が大きく発達しており人間独自の思考や創造性を働かせ、食物連鎖の頂点まで登り詰めてきました。
この『前頭葉』を含めた人間の脳は利口であるが故に、消費するエネルギー量も凄まじく、体重のおよそ2%の重さに対してエネルギーは1日で約20%も消費しているのです。
つまり、ここ一番で集中力が発揮できない人の多くは、この集中力をコントロール出来ていない可能性が考えられます。
▼集中力はコントロール出来るのか?
しかし、脳の1日に使えるエネルギー量は限られておりスーパーサイヤ人のように突然パワーアップしたり、使用できる許容量が一気に増えたりする事は出来ません。
今回、紹介する有効な方法としては『脳のエネルギー消費量を節約する』事です。
人が最も脳のエネルギーを消化する瞬間は、意思決定をする時です。
会議の場や見たいYoutubeのチャンネル、はたまたランチのメニュー選びまで人は1日で平均70回程度の意思決定をしています。
アップル社共同設立者の1人、スティーブ・ジョブズは毎日同じ洋服を着る事で有名でしたが、これも意思決定による脳のエネルギー消費を抑える手段として有効でした。
このように1日の中で意思決定をする場面を減らし、脳の消費エネルギーを節約する事で大事な場面で最大の集中力を発揮する事が出来るのです。
では具体的にどうやって意思決定を減らしていくのか?
手っ取り早い方法が『習慣化』です。
車を始めて購入した時や乗り換えた時に、最初はアクセルの強弱やハンドル操作が上手くいかず集中力を使って運転していましたが、徐々に無意識で運転が出来るようになった経験は無いでしょうか?
これも1種の『習慣化』で高い集中力を必要としなくなると、脳は『前頭葉』ではなく小脳と呼ばれる部分が主に使われてきます。
スティーブ・ジョブズの例でいくと、洋服選びを習慣化し脳のエネルギー消費を抑えています。
また、有名なメジャーリーガーのイチロー選手は毎日決まったスケジュールで練習するのにこだわり、打順が回る前の座席位置・バッターボックスに向かう階段の先に出す足・打席に立ってからパフォーマンスまでの一連の動作も同じにする徹底ぶりです。
これも行動を『習慣化』させる事によりバッターボックスに立った時に最も集中力を高め、常に最高のパフォーマンスを発揮する事に繋がっているのです。
▼まとめ
①脳の『前頭葉』が集中力をコントロールしており、1日で使用できるエネルギー量は決まっている。②集中力を高めるには脳のエネルギー量を節約する事が大切。有効な手段としては意思決定の場面を減らし『習慣化』させる事。
以上が集中力に関する脳の仕組みと、実践で使えるテクニックになります。
是非、明日からの行動に役立ててください。
道楽(DORAKU)でした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?