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【※閲覧注意&自己責任!】相手を洗脳する方法。過去の実験が証明した洗脳心理学

こんにちは。心理学メンターの道楽(DORAKU)です。

今年7月、宗教団体オウム真理教の元代表、麻原 彰晃(あさはらしょうこう)の死刑が執行されました。
平成最悪の事件として「地下鉄サリン事件」が有名なカルト宗教団体です。
他にも1978年11月18日に918人集団自殺で20世紀最大の惨劇を招いた人民寺院(アメリカ)も有名なカルト宗教です。

これら2つの事件の大きな特徴は首謀者の指示があったとはいえ、彼らが抵抗できる環境にいた事。

つまりは「信者が自らの意思で行動した」点にあります。

なぜ彼らはこのような事件を招いたのか?
実は、洗脳をする人(教祖)・洗脳を受けやすい人(信者)にはある一定の共通点が存在します。
また、日本で洗脳と言うと宗教のイメージが強いと思いますが宗教に限らず洗脳というのは実は日常に多く潜んでいます。

例えば
・旦那からのDVを受け続ける妻。
・セールストークに負け、欲しくもない商品をついつい買ってしまう顧客。

これらも、本人あるいは他者からも気付かれない無意識の中で一種の洗脳を受けています。

そこで今回は洗脳について、
基礎知識から実際にあった事例、果ては日常で使える洗脳テクニックまで一気に掘り下げてお伝えします。
あたなも洗脳に対する考え方が変わるかも知れません。

▼目次

▼基礎編
①洗脳とは何か?マインドコントロールとの違い
②人間にしか洗脳は出来ない
③洗脳する側・洗脳される側の共通点
▼応用編
①実際にあった恐ろしい洗脳実験【感覚遮断の実験1】
②実際にあった恐ろしい洗脳実験【感覚遮断の実験2】
③実際にあった恐ろしい洗脳効果【トンネル効果】
④相手を洗脳するテクニック
▼終わりに
洗脳心理学を振り返って

▼基礎編

①洗脳とは何か?マインドコントロールとの違い

まず初めに洗脳とマインドコントロールの違いについて説明します。
マインドコントロールとは英訳すると、「ブレインウォッシング(BrainWashing)」と読み、心理テクニックを駆使して相手の心を自由自在に操ることができる状態にする事です。
一方、洗脳は上記に加え権力・財力・暴力すべてを利用して相手を服従させる事にあります。

時には犯罪や道徳心を無視してまで相手の身体・精神を蝕み自分の意思に従い逆らえない状態に追い込みます。


②人間にしか洗脳は出来ない

そもそも何故、人はなぜ洗脳にかかるのでしょうか?

それは人間という生物にしかない【社会的感情】と言うもので説明ができます。
人は原始時代から集団で力を合わせる事によって、自分たちよりも大きな生き物に立ち向かい、時には他者の力を借りて支え合いながら生き延びて来ました。
組織という集団の中で生きてきた人間は、正義感・誇り・罪悪感・恥・感謝・愛という感情を形成しながら今日の人間らしさを作ってきました。

これがいわゆる【社会的感情】です。

洗脳はこの【社会的感情】の心の隙間に入り込み、追い詰め引き返すことが出来ない環境を作り上げます。
戦時中の日本は出兵が決まった兵士の家に赤札が届きます。これは間接的には死を意味しますが決して本人、あるいは親族は抵抗せず万歳三唱で兵士を見送りました。
出兵すれば英雄として誇られる存在となり、抵抗すれば非国民として集団社会から蔑まれ親族達にまで被害が及んでしまう。

これも集団社会で生きる人間が生み出した一種の洗脳効果であり、正義感という感情が死すらも超越した事例です。


③洗脳する側・洗脳される側の共通点

さて、「洗脳とは何か?」「人はなぜ洗脳されるのか?」が分かってきた所でいよいよ本題に移ります。
実は洗脳する側・洗脳を受ける側にはお互いに共通点があります。

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