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IT人材の低賃金問題


IT人材不足

企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)が進む中、IT人材不足が強まっている。IT人材の供給は2030年まで増加が見込まれている。総務省によればDXを進める課題として日本企業の53%が「人材不足」を挙げている。

経済産業省 IT人材需給に関する調査(概要)
URL:https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/gaiyou.pdf


低賃金が問題…

5月29日の日本経済新聞では企業の低賃金を切り口にIT人材不足について説明している。

日本の賃金形態は職種の限定されない「メンバーシップ型雇用」が主流で、終身雇用を前提にしているため賃金が上がりにくい。職務を限定しない総合職が一般的である。

一方、海外で主流となっている「ジョブ型雇用」は職務の範囲が限定され職種ごとに賃金体系が異なるため、労働者の能力が賃金に反映されやすい。働き手の専門性を高めやすく、事業戦略に合わせて必要な人材を機動的に採用するのに向いている。

日本におけるIT職種の賃金は相対的に低く、働き手に取って魅力的でない。このような形で、賃金形態がIT人材不足に悪影響を与えている。



以上、ナエトルでした。



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