「トイレ」はなぜ「WC」と表記されているのか。考え抜いたら、やさしさにふれた話。
「トイレ」を「WC」と表記するのはなぜ？？
疑問に思ったことありませんか？
「WC」というのは
「Water closet」（ウォータークローゼット）
ということみたいです。
直訳すると、
「水洗の小部屋」
ですね。
なんとも馴染みのない言葉ですよね。
行きたいのは「トイレ」なんだから
「Toilet」（トイレット）
もしくは
「T」
でもいいと思ったんですが、、、
（駐車場はパーキング（Parking）の「P」なんですから笑）
でも、「Toilet」（トイレット）は『便器そのもの』ということなので、それはそれでなんかちょっと、、、お下品な感じも致す。笑
そもそも、『Water closet』は、和製英語らしいのです。
なので、海外では、どのように表記されているのかと思って調べてみました。
アメリカでは、
「bath room」（バスルーム）
とか
「rest room」（レストルーム）
「powder room」（パウダールーム）
と表記されているそうです。
「powder room」（パウダールーム）は聞いたことあって、お上品な感じがしますが、「bath room」（バスルーム）は意外ですね。
カナダでは、
「wash room」（ウォッシュルーム）
と表記されているそうです。
（DORA調べ）
日本でも、
「トイレ」以外に、
「お手洗い」
であったり、
「化粧室」
昔であれば
「厠（かわや）（はばかり）」
「手水（ちょうず）」
と言われていました。
今でも、「お手洗い」や「化粧室」と表記されているところはありますよね。
ところで皆さん、
「ユニバーサルデザイン」という言葉をご存知ですか？
ユニバーサルデザインとは、「あらゆる人にとって利用しやすいデザイン」で、「必要な情報が」「直感的にわかること」とのことです。
これは、知っている方が多いのではないかなとおもいます。
では、
「ピクトグラム」という言葉をご存知ですか？
ピクトグラムをググれば、一般に「絵文字」「絵単語」などと呼ばれ、なんらかの情報や注意を示すために表示される視覚記号の一つであると出てきます。
例えば、
「非常口」を表すピクトグラムですね。
これはみんな知っているので、「非常」にわかりやすい。
このデザインは国際規格になっているそうです。（DORA調べ）
じゃあ、
「トイレ」のピクトグラムはどうなっているかというと、、、
みなさんご存知ですよね。
そう、これです。
形と色でわかりやすいですよね。
で、調べてみたんですよ。
そしたら面白い実験があって、トイレのピクトグラムを次のように変えてみたら、日本人の大半が、入るトイレを間違えたそうです。
そりゃ間違えますよね。笑
というか、違いが分かったとしても、色と形のどっちに着目して入ればいいのかわからん笑
だけど、外国人の方は全然間違えなかったらしいんです。
（マ ジ か！！）
ちなみに、
昔の香港や中国の一部では、男子トイレは赤、女子トイレは緑だったそうです。
赤は「幸福の色」なんだそうです。
国旗の色も赤いですもんね。
素敵な想いが込められていますね。
（じゃあ、女子トイレはなんで緑なの？ってなりますけど笑。昔ですからね。）
でも、そもそも、赤と緑って見分けがつきにくいらしいんですよ。
特に、「色弱」の人からすると、本当にわからないとのこと。
「色弱」というのは、色の見え方が少し異なるそうで、色を感じる視細胞の種類で決まるそうなんですけど、、、詳しいことは専門家に聞こう。
なんと、日本人の男性の20人に1人は色覚異常を持っているんだとか。
日本人男性が6153万2000人いるそうで、計算すると、、、
300万人以上の人が色覚異常を持っていることになります。
さっきの昔の香港や中国の一部で使われていたトイレの色でいくと、、、
こうなる感じですね。
こりゃ見分けがつかん。笑
日本は青と赤ですが、色を変えると日本人の大半が間違えてしまったということもありますし、国際社会で、たくさんの外国人の方が日本にくる今の時代。
コロナ禍ではありますが、「これは世界規模で考えていかないといけない。」
そう思いまして、今回の記事を書いています。
つまるところ、色だけで識別するのは難しい。形でも識別できるようにしないといけない。それも、色弱者がみても外国人がみても、保育園児がみてもわかるようにしないと。
考えてみました。
しばし、私のアイデアにお付き合いください。
まず一つ目。
めちゃめちゃスタンダードですよね。
これなら外国の方でもわかる。
でも、保育園児はわからないかもな。。。
ポケモンやっている子はわかるかも。
二つ目。
うん、下品。
次。
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