ブログを続ける自分へ

ジェンダーについての発信をする時は少し緊張する。
責任感を持って言葉を選ばなければならない。


どれくらいの人が読んでいるか分からない。
私の些細な一言が誰かの考え方に
大きな影響を与えることがあると思う。
いい方向にも、悪い方向にも。



自分の言葉で誰かが傷ついたり
誰かの選択を狭めてしまう
そんな事が絶対にないようにしたい。
読んでくれた人の希望や勇気が大きくなるように
そう思ってブログを始めた。





でも一時期自分の個人的な事情で
ジェンダーについて、
自分のセクシャルに向き合うことが
しんどくなってしまった時期があった。



その時も言葉に傷つけられた。
言葉って怖いなと思った。
こんなに言葉に頼って生きているけど
言葉によってどん底につき落とされる。
前を向きたくて色んな言葉を自分にかけた。
言葉なんて何の役にも立たないんだな
と、その時は嫌なほど感じてしまった。





自分らしく生きることを主張してるのに
自分が大っ嫌いで仕方がない自分
女に生まれたことを言い訳にし続ける自分


幸せそうなセクマイカップルさんを見ると
自分なんかが発信しなくたっていいんじゃないか。
成功して沢山YouTubeやインスタで
発信しているインフルエンサー的な人たちがいる。
誰かに届いているのか、
自己満足で終わっているんじゃないか。
そんなふうに悲観的になってしまった。





それでも書こうと思った。
でもいつの間にか自分の中に
正しさや新しさみたいなものに囚われながら
文章を書こうとしている自分がいた。
できるだけ新しい、背中を押す考えじゃないと。
立派なことを書かなれけば。
自分を無理に大きく見せようとしていた。



その結果全然書けなくなってしまった。
自分で決めて始めたのに途中で投げ出してしまった。
(少し前の話です)





そんな私
ある時同世代の方のnoteを見た。
彼女はゆるくのんびりとした感じ
着飾らずに淡々と日常を記録している。
シンプルな単語が多かった。


そして率直に思った。
自分ももっと日常の緩い話とかしたいな
なんか真面目に考えすぎ？
仕事でも卒業論文でもないもんなぁ
ていうかこの人たち楽しそうだな。



最近楽しめてなかったと気づいた。
義務感に苛まれている。
自分はビジネスや副業として
文章を書いてるわけじゃない。
有名になりたいわけじゃない。



書いてて気づきはもちろんあった方がいい
目的に沿って届けたい想いを綴るのは大事だ
でも何よりも自分が先ず楽しまないと。




セクシュアリティは自分にとって大事なものだ。
でも自分の一部に過ぎない。全てじゃない。
振り返ればジェンダーのことだけで
ブログを描き続けられる程
毎日ジェンダーのことを考えているわけではない。
ジェンダー学の研究者ではない
ただの学生なんだ。
何でそんな立派なことを書こうとしてたんだろう。



私の日常も書けばいい。
書きたいこと書けばいい。
書きたくなった時にジェンダーのことを書けばいい。



休む時はしっかり休む
頑張りたいと思えた時にまた頑張ればいい。


そう思って少しずつ文章と
また仲良くしようと思えた。
最近は以前よりも自然体で
何かを隠したり大きく見せようとせずに
のびのびと書けている気がする。






私は自分の気持ちが下を向いている事に気づくと
前向きな思考に変換しなければと考えすぎる所がある。
癖になりすぎて気持ちは沈んでるのに
前向きに変換した言葉だけが
先に頭に浮かんでたり、口に出てたりする。
器用なんだか不器用なんだか。



でもブログではありのままの感情を出した方がいい。
もっと自分がどう悲しく感じたのか
なんで悲しく感じたのか
そういう気持ちを率直に細かく書くことが
大事なんじゃないか。


ただ綺麗事のように前向きな言葉を綴っても
自分の届けたい思いは届かないかもしれない。



自分の悲しい気持ちを
そこからどうやって前向きな考え方に変換したのか
その過程まで書かないと
同じ境遇で下を向いている人にとっては
この人は自分より前向きな思考の持ち主だと、
自分にはできないと思われてしまうんじゃないか。



そうじゃなくて
貴方以外にも苦しんでいる人が居るということ。
ひとりじゃないということ。
それでも向き合い続けること。
屈しないでありのままの自分を魅せ続けること。
そしたら少しずつ変わっていくということを
知って欲しい。




もちろんすごく辛いこともあるかもしれない
その時は無理をしないで欲しい。
前を向こうなんて頑張らなくていい。
自分の心を守って欲しい。
楽にさせてあげてほしい。



こうやって苦しんでいる
自分のリアルな声を残さないと
届かないこともあるんじゃないだろうか。




今回は、もしもまた立ち止まってしまった時の
いつかの自分の為に残しました。
長々と個人的なことを書いてしまった。



もしも最後まで読んでくださった方
ちょっと覗いて下さった方が居たら
本当にありがとうございます。
こんな気持ちでやってます。




絵文字も何も無いし
根がマイナス思考だから暗く見えるかもしれませんが実際に見るととてもふざけて生きています。笑




自分のペースで、自由に、
正直に、格好つけずに、自然体で、
これからも自分の思いを綴り続ける。