見出し画像

DX人事担当が見たPythonデータ分析試験の価値

どうも、DX人材を発掘したいDX人事担当じんです!

政治家の答弁くらい掴みどころがないDX(でぃーえっくす)人材。
その謎に満ちた生態を理解するためには人事も勉強せねば・・!ということで、「DX感」が溢れる資格試験を探しては受けています。

今回は「Python3エンジニア認定データ分析試験」を受けてきました。「Python」「エンジニア」「データ分析」流行りのキーワードが詰めこまれてますが、長くて言いづらい笑。でも、いい感じにDX感出てます!

Pythonといえば「AI」や「データ分析」という文脈で必ず出てくるプログラミング言語。これが出来る人の市場価値は今とても高まっています。DX人事担当としても、注目せざるをえません。

実際に受けてみて思ったことをまとめておきます。

人事担当から見た資格の評価

結論、無事に受かりました。試験範囲は限定的で、問題は易しめ、対策は1-2ヶ月程あればOKかと思います。特命DX人事担当者として、この資格の価値を評価してみました。

評価:この資格で「Pythonが出来ます」とは言えない。面接時に資格だけアピールしてくる人は要注意。でも「ある人」にとってはコスパ最強の資格。

Q:「なぜPythonが出来ると言えないの?」
A:「1行もプログラムを書けないやつが受かってるからです。(すみません、私です)」。
採用面接時にデータ分析プロジェクトの実績でなく、この資格だけをやたらアピールしてくる人は、あなたが求めるDX人材ではないかもしれませんので注意しましょう。

では、コスパ最強の「ある人」とは?
ズバリ「日系大企業でDX推進プロジェクトに関わってみたい人」。
この資格で、希望の仕事に就けるチャンスがグッと増えると思います。

なぜか?そう、あのDX感があるネーミングです。大抵の経営陣・人事は中身がよく分かってないので、この資格を持っていれば「見つけた!君が我が社の DX人材だ!(なんか凄そうな資格持ってるし・・・)」となる可能性があります。

そして、そういう境遇の人は、パートナー企業と組んでプロジェクト推進できればよくて、自分でPythonを書くことはまずありません。ただ、データ分析案件の推進においては、この資格試験で得られるデータ分析プロセス全体像に関わるざっくりした知識はけっこう役に立つと思います。

つまり、社外より社内価値の高い資格です。難易度は高くなく、対策に時間もかからないけど、凄そうな響きで自分のつきたい仕事につきやすい。社内アピール目的として割り切れば、コスパ最強の資格と思います。

とはいえ受験料は10,000円(+税金)と高め。公式テキスト代も含めるといい焼き肉を食べにいけちゃいます。受けるからには、一発で合格しましょう。

以下は、試験の概要と私の対策をまとめておきます。

試験概要

公式サイトに試験概要がまとまってます。

試験申し込みはオデッセイコミュニケーションズのサイトから。申し込み時の注意は、似たような試験があることです。
まず、「Pythonエンジニア認定試験」というカテゴリがあって、その中に「Python3エンジニア認定基礎試験」と「Python3エンジニア認定データ分析試験」の2つの試験があります。長いしややこしい笑!。

「基礎」試験はPythonの基本的文法を問う試験で2017年6月から実施されているもの。「データ分析」試験は2020年6月からスタートした比較的新しい試験です。基礎試験を受けなくても問題なくデータ分析試験は受かります。DX感欲しい人はデータ分析試験の方をオススメします!

試験は全て選択式。プログラムを書くことは一切ありません。
試験時間は60分で全40問。正答率7割が合格ライン。10問くらいは間違えられるので、基礎的な問題をきっちり取れば受かる試験です。

この資格、一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会というところが運営していて、Python 3 エンジニア認定データ分析試験の受験者数が3158人に達し、2021年6月末時点の合格者数は2726人と公表しています。つまり合格率は86%ほど。数字だけ見るとけっこうハードル低いと思います。

私の試験対策

やった対策は極めてフツウです。「公式テキスト」+「無料模擬試験」以上!。

公式テキストは、「Pythonによるあたらしいデータ分析の教科書」。心配性な私はここから以外も出るんじゃ?と思っていたんですが、マジでここからしか出ません。(「Chapter5 応用:データ収集と加工(スクレイピング、自然言語処理、画像データ処理)」は範囲外です)

模擬試験は、プライム・ストラテジー株式会社さんが「PRIME STUDY」というサイトで、無料公開しています。全3回分あり、1回目だけ解説ページがあります。これ、解説がとても丁寧で素晴らしい。2・3回目は1回目の変形バージョンなので、まずは1回目を完璧にしましょう。

対策の流れは以下です。
1 公式テキストを「流し読み」して全体像をざっくり掴む
2 模擬試験1回目を受ける、解説を読んで完璧にする
3 公式テキストを読み込む(適宜ググる)
4 模擬試験2回目・3回目を受けて仕上げる

初心者にとっては新しい色んな概念や用語が出てきますが、まずは目的や各つながりを理解することに集中し、ざっくりした理解のイメージをつくりましょう。細かなところは、あとで暗記すればよいです。
正直、公式テキストは初心者にはけっこう分かりにくかったので、私なりの理解や試験のポイントはまた別記事でまとめておきたいと思います。

さて、今回のまとめとしては、DX人事担当なるもの、「Python3エンジニア認定データ分析試験」の中身をちゃんと理解してDX人材発掘に役立てましょう!ということでした。

それでは! 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?