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海の街 光の空 気仙沼

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海の見える街で暮らしたい。それが長年の自分のキーワードの一つ。20代の大半を沖縄で暮らしていたせいか、それ以来、海が好きで。泳げないし、釣りもマリンスポーツもしなくても、海を眺める、波の音を聞く、浜辺を歩く、日々の暮らしの中に、海を感じていられる時間がある事がかけがえのないもので。でもそれが遠のく事、もう9年になろうとしている。色々な事が起きる中で時代も暮らし方も変わって、東京にいる必要性はそこまでなくなって来ている今、いこうと思えば、どこへでも行けるはずなのに。そんな問い掛けをしながら、海沿いを走る日々、2021年10月の自分。

気仙沼市は、名前こそ知っていたものの、宮城県の最北で南北に伸びていて、市内に入っても、ベースキャンプをはる気仙沼大島までも、まだ距離がある事が予想外でした。初めてテント泊にするのがこの気仙沼で、旅の中で、もっとも長く滞在し拠点で動いたのも気仙沼。その初日は夜中に地震が起きたり、朝方は強風でやや強い雨であったり、びくびくもしたし予定の変更も余儀なかったり、それでも午後に市街地へ出て、さらに復興祈念伝承館の方までバイクを走らせれて、震災遺構の見学とその後には、光に包まれた美しい景色を見る事ができたり。自然というとにかく大きな存在をただ感じるだけでした。

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実は、この旅に出る前に、色々と計画は練っていたものの、事前情報を得るのが苦手な性分で、みちのく潮風トレイルの存在を知ったのが、出発直前。もっと早く知っていたら、準備や計画も変わったなのになんてことも思いましたが、実際に現地に行って情報収集しながら実際に歩いたりもして、いつか青森から福島まで、一気に歩き通す旅をしたいと心に誓ったのですが、このトレイルは、山や海などを歩くだけではなく、街の中も歩きますし、この地域の自然だけでなく、震災の遺構などにも触れる事ができ、いろいろな事を感じることのできるのではと思っています。気仙沼市内も、唐桑半島や気仙沼大島だけではなく、海岸沿いをひたすら歩いていくのですが、この震災祈念伝承館のある一帯から道の駅大谷の方までの海岸沿いは大きな護岸に沿って歩く事になっているようで、今回は要所をバイクで回っただけでした。天候や事前情報不足などで出足は鈍った感もありますが、とても気になっています。

東北も今頃は大雪なんでしょうか。寒い冬が苦手で、この数日の大雪の東京の寒さでも、まいりそうな自分には北国で暮らすのはとても難しいのですが、もし東北で暮らすなら海の見える街で。気仙沼のようなところで暮らしてみたいなと思いました。

Lomography Simple Use
Fujicolor Superia Premium 400
Minami-Sanriku

フォトカノン戸越銀座店で開催中の「PHOTO2021」に、昨年の東北の旅で撮ったフィルム写真で一枚参加しています。今月19日まで。
会期中はこちらのnoteでは旅の道中、simple useというフィルム交換のできる写るんです的なカメラで撮影したフィルム写真の中で再び2021年に旅した三陸海岸沿いの旅を記して行きます。

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以下、写真データはフォトカノン戸越銀座店より

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