【双極性の体験談】双極性障害は遺伝するのか?
鬱ですが、
文章を書いているとごまかせるので、
今日は研究者たちの永遠のテーマ「双極性障害の遺伝」について意見を書き留めます。
今回のテーマは双極性障害を持つご両親にとってはセンシティブな問題ですが、
その人たちを否定する結論では全くないので、どうか最後まで読んでいただけると幸いです。
双極性障害は遺伝するのか?
結論から言うと、私の意見では
「双極性障害は確率的に遺伝します」。
しかし、こう言うと少し語弊があります。
私の言う「遺伝」は、
遺伝子ゲノム的な「遺伝」と
環境の「遺伝」
の2つの意味があります。
...だんだんゲシュタルト崩壊してきました。
① 遺伝子ゲノム的「遺伝」
引用元をひっぱってくるのは面倒なので省きますが、研究者によって、「遺伝しない」という意見や「◯%の確率で遺伝する」と言う意見があります。
正直、病気の遺伝はデータ研究でしか証明できないので、私では判断できません。うーん研究者さん頑張って、という感じです。
その上で私の意見は、こうです。
「病気」自体が遺伝するかはわからないが、
病気になりやすい「性格」は遺伝する。
私の家系は何かしら精神に問題を抱えている人が多いですが、みんな決まって性格に共通点があります。
抱え込みやすい
感受性豊かで、繊細
真面目
完璧主義
こういった双極になりやすい性格が遺伝し、結果として発症につながるのかなと思っています。
②環境の遺伝
上記のような性格を持った親から教育を受けると、自然と「双極的思考」が身につきやすいと思います。
例えば親に双極性障害の方がいる場合、
親が鬱の時、動けないのを見ている
親が躁の時激しく行動的になるのを見ている
となります。
結果、極端な行動・思考が身につきやすいのではないかと考えます。
その上で私が言いたいこと
では、双極性の親が子どもをつくるのはだめなのか?という問題にぶち当たります。
私はずっとこれに悩んできました。
これから結婚して子どもを産むのが夢だった25歳女ですが、子どもに迷惑はかけたくない。
そう思って、子どもを作るべきでないと考えたこともありました。
しかし今は、
子どもが双極的思考にならないよう、のびのびと育てれば問題ないのでは?と思っています。
物心ついた頃に、自分の病気を説明する。
性格が遺伝したとしても、完璧主義になりすぎないように教育したり、部活やバイトなど軽いストレスを与えてストレス耐性をつけさせる。
真面目になりすぎず、70%で生きる術を教える。
抱え込まないように、普段から相談しやすい環境を作る。
そういった努力で、双極性の遺伝は避けられるとともに、
育て方をより意識することで、人間的に成長した子どもに育てられるのではないか。
双極性障害を持っていると、全てを悪い方向に、悲観的に考えてしまいがちですが、
双極があるからこそのメリット(人の痛みがわかる、苦難を乗り越える術を身につけられる、人と協力して生きる、当たり前に感謝する)があると思います。
何かを得るには、何かを失わないといけません。
子どもを育てる場合、
双極性障害が遺伝するデメリットはあるかもしれない。しかし、それを避けるための教育によってより強く、人間性豊かな子どもに育つメリットがあるかもしれない。
そもそも、健常者同士の親から子どもが産まれたとしても、障がいがある子どもが産まれる可能性もある。
なので、悲観的にならず、対処法をしっかり考えた上でポジティブに家族を考えていいのではと、そう、思っています。
今回は、障がいの遺伝という非常にセンシティブなテーマですが、障がいを持つ者として、必ず向き合わないといけないものだと思っています。
投稿するのはとても緊張しますが、こういういち意見があるという軽い気持ちで捉えていただけると嬉しいです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?