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メッセージ。

どうして哀しい気持ちになるんだろう。


過去を過去で終わらせたくなくて、僕は躊躇いを越えようと思った。思い立った日に送らなければ過去はどんどん遠ざかっていくだけで、心臓の弁みたいな抵抗機械が図に乗るばかりだ。僕は君と話したいと思っている。それだけで十分じゃないかと、たかだか誕生日のメッセージくらいで一日中右往左往している思考が馬鹿らしいけれども、僕はメッセージをようやく送信する。気付けばたった一言だ。誕生日おめでとう。


返信が来て、僕は無の世界に取り残される。想像と仮定と現実が胡乱に混濁し、アルコールがその曖昧な境界線をことさらに曖昧にする。自分がどこにいて、何を発話すればいいのかを見失ってしまう。


どの気持ちも本物だから、僕はいつも孤独に悩まされてる。多分、孤独は神様なんだ。


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