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髪と本と眠り。

カジュアルなボルドーワインを一本飲み干してしまうと、僕はシャワーを浴びる。一定以上の品質のワインはいくら飲んでも明日に響かない(もちろん、あくまで比喩的な域は脱さないけれども)から、気兼ねなく飲める。毎日ボルドーを飲むほどの稼ぎはないけれども、時々飲むことはできる。つまり、僕は相対的にとても幸せな状況にある。

髪を乾かしたら、布団に入って、本を読んだり映画を観たりする。欠伸の波が来るまで、僕はあまり動かないようにする。やがて、天使の口づけのような眠気が僕を包むと、僕は読書灯を消して、目を瞑る。眠りはすぐやってくる。

目が覚めると、その日見た夢を僕は記録する。その日の夢で、僕はジャック・ザ・リッパーが殺した少年を、解体して鞄に詰める作業をしていた。屍姦をするジャックを見て笑っていた。まったく、こんなに幸せな日々を送っているのに、797日も連続でジャックと一緒だ。僕は首を傾げながら歯を磨いて、スーツを着て出社をする。


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