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青いカーネーション。

無言の愛。僕はそれが好きだ。大好きな君を青いカーネーションに込める。忘れられないあなたを青いカーネーションに捕らえる。青いカーネーションは沈黙で僕を受け入れる。僕は青いカーネーションを、ウイスキーの空き瓶に挿し続けている。

静かな夜、僕は青いカーネーションに接吻をする。舌で会話をする。口づけをして、生き霊の反応を確かめる。LEDライトに照らされながら、僕はオーラルな交流を楽しむ。邪魔するものはいない。交流はとてもスムーズに執り行われる。君もあなたも、鮮明に僕へ語りかける。青いカーネーションに、僕も含まれたいと思う。


首筋にナイフの刃渡りが、ヒヤリとした刃渡りが食い込んだ。


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