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【家賃からの解放】 海に住まう

新しい移住先は伊豆半島の下田で、目の前にたくさんの漁船が並んでいる、さすがリゾートアイランド「伊豆」近くにヨットバーバーも威風堂々と

「ヨット」っていうと皆さんどんなイメージをお持ちだろうか?

晴れ渡った日、三角形のきらびやかな帆を立てて、白波をつくりながら颯爽と、海原を疾走していく

ヨットも幅広くて、ウインドサーフィンのような、サーフボードに帆がついただけのものから、高校生とかも参戦する、スポーツ競技としての簡易なものから、

居住空間とかが充実していて、何人もの乗組員がチームで操舵し、それこそ世界一周するレースまである

僕が子供のときなんかは、堀江さんっていう冒険家が、どこにも寄港しないで、スタート地点からスタート地点まで地球一周するっていうチャレンジが成功したって話題になってて

なんで憶えてるかなって振り返っていたら、当時、芦屋に住んでた叔父が、堀江さんのテニス仲間で、家に行ったり、そのヨットを見せてもらったりしたらしいことを思い出したり

あのタモリさんが、電車だけではなくヨットにも造詣が深く、ヨットレースまで主催してるって知ってました?

昔は、帆船しかなかったから、その小型のものを指したらしいが、いまでは「レジャー(遊行)用」の船全般を指すとのこと

だから、帆がなくても「ヨット」
別名、レジャーボート

たまに海外の映画に出てきたり、お金持ちやレオナルド・デカプリオ級の俳優さんがパーティしてる、あの豪華な船、アレもヨットってことになる

ってここまでいろいろ書いてみましたが、どれもピンと来ない方は、今日取り上げる「ヨット」とは、とりあえず「レジャーボート」のことで、居住空間のある、それなりに豪華な船、だと思っていただければ

そもそもその「ヨット」がなんで家賃からの解放になるんだよ?と

そこなんですけどね、これが意外と「船で暮らしてる人」って多いんですよ

ヨットではないですが、たまに話題になる超巨大な、それこそ街が一つ飲み込まれたような「豪華客船」での船旅とか、一ヶ月とか、そこで暮らすわけですし

ヨーロッパに目を移すと、イギリスとか、フランスとか、オランダとか「運河」ってものが発達してましてね、普通にその「運河用の居住可能な舟」が存在していて

そういった暮らしもライフスタイルのひとつなんです…日本にはあまり運河がないのでアレですが、それでも一部、横浜とかそういうとこにある運河で…勝手に渓流して暮らしてる人もいる

特に、これから語るヨットは、居住空間もしっかり…下手するとそこらの高級マンションより、しつらえが豪華だったり

そんなヨットの話なので

そもそものキッカケは、ヨットがひとりで操縦できない代物で、かつ、使わない時は、ヨットバーバーにずっと置きっぱなし、誰も使わずに管理費だけが嵩む

たまにメンテナンスしたり、動かしてあげないと、海は潮風だし、機械はなんでもすぐダメになる

で、もう家賃からの解放では同じみの「風通し」っていう仕事が生まれる

ヨットの場合、それに「ひとりでは操縦できない」っていうシステム上の問題まで足されるので、いざオーナーさんが来て動かしたくても、メンバーが揃わないとなにもできない、停泊したままパーティみたいなことになる

基本的に帆船ではない場合だけでなく、帆船タイプでも、エンジンはついてます、ちゃんとしたのが

とはいえ「レジャー」ですからね、その難易度の高い「帆を操る」って作業自体が、レジャーなわけで

それを念頭に、あくまで遊ぶために…魚を漁って生計を建てるわけでもないのに船を所有するわけですから

釣りもしますが、それも「遊び」

これだけの島国なのに、日本にはその「レジャーボート」が浸透しない…と、ヤンマーの人が嘆いていたのをたまに思い出す

たぶんね、海洋国家だけに、海はすぐそこにあるし、海は「仕事」な人は、特に漁師は、わざわざ休みの日に海に…ましてや遊びになんて行かない

それでも、東京都知事や俳優を輩出した石原家の影響か、高度経済成長からバブルからITバブルを経て「ヨット遊び」はそれなりのステータスとして社会に受け入れられ

そして、僕にとっては「下手するとお金をもらえる棲家」でしかないヨットが、たくさん並んでいるわけです、このヨットバーバーにも

というわけで、たまに「風通し」どころか、それなりにメンテナンスが必要な上に、一人では操縦出来ないってことが相まって、いくつかのヨットのカギを渡される…渡していただけるに至る

漁師たちはレジャーボートなんか乗らないってなると、レジャーを楽しむお金持ちたちは、都市部に集中する

なので、浦安だとか、葛西だとか、それこそ湘南だとかね、千葉から静岡に至るまでの各地にヨットバーバーが点在する

そう、意外と便利なとこにあるんですよね

しかも、それぞれのバーバーが高い会員費を取るだけあって、様々な趣向を凝らしてましてね

クラブハウスとか設備がいろいろと充実してる、いろんなイベントも開催されてたり

浦安のマリーナでは定期的に、横須賀のマリーナでは、イギリスの高級ヨット会社である「オイスター社」のヨットの竣航式に「オイスターバー」を開いて牡蠣を振る舞わせてもらうって仕事もいただいてましたね

オイスター社のヨットは、ヨット界のアストン・マーチンとも

豪華なヨットで寝泊まりして、起きて、そのまま牡蠣開けて、出して、酒呑んで、寝る、素晴らしきかな、人生

そうこうしていたら、ヨットにも「所有者行方不明」ってのが出てくる

金のかかるレジャーですからね、その維持費だけでなく、ガソリン代に、諸経費だけでたいへんなもん

それが維持できなくなったとき…つまりは、ヨットバーバーに停泊料(家賃ちたいなもんね)が支払われ無くなったとき、そのヨットはどうなるのか

カギは預かってるので、まずは「墓場」と呼ばれる少し離れた場所に移動

そこで、行く宛もなく海に揺られ続けることになる

企業が所有していた場合…経費で落とせるので、個人所有は珍しい…その管財人が、そのヨットをどうするか、ってことになる

普通の車とか、家とかなら、売却したり競売にかけて、少しでもお金にして、負債者に還そうとする

が、ヨットは,特に維持費のかかるヨットは「無料でも引取り手がいない」こともある

管財人としても、売却するまでの維持費の方が、売却益よりもかかる可能性があるヨットは、もうそもそも「なかったことに」してしまうことがある

わざわざ負債を抱える意味がないですからね

そういった「所有者不明のヨット」…空き家問題同様になにか活かせないものだろうか

これがね、日本は海がたくさんあるわけだし、そのヨットたちを集めて「団地」みたいなものを創ったら、とか

その墓場行きになってしまったヨットを活用しようとなると、維持費を負うことになるので、ちゃんと活用方法を考えてからでないと「家賃からの解放」とは言えず

オーナーさんがまだ健在のヨットなら、というお話でした

別荘地を管理するっていう家賃からの解放と少し似てますけど、ヨットの場合、移動、つまりは移住できるという強みがある

キャンプカーもヨットと似てますけど、維持費は圧倒的に少ないですし、いまキャンプ、流行ってますからね、そのあたりと連動できないだろうか

日本は6800個以上もの島から成り立つ島国であり、海洋面積なら世界6位の国土面積を持っていて…

だとか、日々あれこれと模索してますってところで本日は〆させていただきたいと思います

この「家賃からの解放」は連載してましてマガジンもつくりました。いまのところこの他に6本の記事を公貝…もとい公開しています☟

その中でもnoteの集計データで一番読まれているのでこちらですね☟

あとnoteをはじめたことを機に過去に一回だけ出した本を引っ張りだしてKindleしました。Kindle Unlimitedで無料で読めますんで🙇

Before 家賃からの解放、とでもいうべき…☟

海が元気な方が美味しいものが食べれる!読むだけで海に森をつくれます(Kindle Unlimitedメンバーの方は特に)よかったらご協力…ご購読よろしくお願いします☟


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