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私たちの人生を縛る呪いについて
「逃げるは恥だが役に立つ」の中で、50歳近い女性が、20代の女性からの若さマウントをとられて言うこのセリフがとっても話題になった。
自分の若さに価値を見出しているのね。
私が虚しさを感じることがあるとすれば、
あなたと同じように感じている女性が、
この国にはたくさんいるということ。
今あなたが「価値がない」と切り捨てたものは、
この先、あなたが向かって行く未来でもあるのよ。
自分がバカにしていたものに、自分がなる。
それって辛いんじゃないかな?
私たちの周りにはね、たくさんの呪いがあるの。
あなたが感じているのも、そのひとつ。
自分に呪いをかけないで。
そんな恐ろしい呪いからは、さっさと逃げてしまいなさい。
「若くなければダメだ」など、誰かの言った言葉に影響を受け、自分自身の選択を制限させてしまうものが呪いなんだと思う。
そういう呪いがこの世にははびこっていて、気をつけていても知らず知らずのうちに、私たちは呪いにかかっている気がする。
出産を経て、すごくそれを感じる。
お母さんになったら何も出来ないから。
母乳が1番。
お母さんがそばにいてあげないと。
母親らしくない服装だね。
そんなにはやく保育園に入れるの?
などなど。
正しくない言葉だとは言わないけど、自分で本当に考えてる判断してその言葉を聞かなくては…と身震いする。
母乳の出が悪かった私は早速呪いの言葉で、心をずんと重くしてしまったのだ。
母親ということ以外でもたくさん呪いがある気がする。
今度、大親友に会った時に、そんな呪いの言葉を出し合わないか?と提案してみたい。
また、呪いの逆の力も言葉にはある。産休に入る前に、生徒に「先生は絶対優しいお母さんになるよ」と言われた。
母親に私がなれるのか?
そう思って鬱々していた私にとってそれは希望の言葉だったのだ。
私のことを他人の言葉で決めないでいたい。
呪いなんか吹き飛ばそう!
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