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初めての自殺未遂

毎日書き続けてきたnoteも後半まで来たと思う。残す内容もそう多くはない。
noteで文字を書くと気持ちが楽になるときがある。
でも今回は書いてて普通につらかった。ならやるなよという話だが…。
読み返すのがつらくなったから修正とかしてない、誤字脱字いっぱいあるかも。

自分は大学四年生の頃、自殺未遂をした。
原因は研究室で教授からパワハラを受けたからだ。

人生で一番学生らしく振る舞えたのは大学生

中学時代は不登校、高校は通信制、そしてついに大学生となった。
「普通の人」と同じ環境に身を置くことは実に中1振りだった。

そして人生で最も普通の学生らしく普通の人間っぽく過ごせたのではないだろうか。

世間一般的に見れば「友達」と呼べる存在が少ないが何人かできた。
プライベートで遊んだりしたことは一度しかなかったが、そこまで大きく気を遣うこともなく比較的自然体でいられたと思う。

勿論自分の過去については一切話してはいないが…。

学校で会えば一緒に授業をうけ、ご飯を食べ一緒に帰る。課題を一緒にやる、など自分が今までほぼできなかったであろう「普通の学生生活」を送ることができた。

幸運だと思った。自分のような人間とある程度話が合う人間なんてそう多くはない。この出会いには感謝しかなかったと思う。
授業が終わった後焼肉を食べたのはいかにも「学生らしく」、自分にもこんな瞬間がくるのか、と内心嬉しかったと思う。

悪夢の大学四年生

普通の学生としての生活が送れたのもつかの間、四年生になる。
ゼミと就職活動が本格的に始まる。

まず就職活動は上手くいかなかった。中学高校よりは人付き合いができるようになったとは言え、それでも世間一般的に見ればコミュ障の陰キャラであることに変わりはない。

文章を書くことは人並み以上にできたためか、書類選考で落ちることはほぼ無かった。

だが面接は案の定壊滅的だ。

一次面接すら通らなかった。一次はいわば足切りだ。ここで落とされることは「論外」であることを意味する。

一次面接の面接官の「コイツは落選だな」という顔は自分の心をえぐった。
往復で一時間以上かけて面接を受けに来て、何してんだろ?

そしてゼミ。どうやら自分は地雷のゼミを引いてしまったようだ。この研究室を選んだ理由は実に愚かだった。

大学でよく関わる人達についていったのだ。こういう研究がやりたい、とか無く、馬鹿な理由で選んでしまった。

知り合いが誰もいないゼミを選んでまた孤独になったらどうしよう、と思った。
孤独を避けたい恐怖心からこのような愚かな選択をしてしまった。

人格が終わってる地雷の先生だった。いわゆるブラック研究室だ。就活が上手くいかないことの二重苦で自分はすぐに精神を病んだ。

大学には精神的につらいことがあれば相談できる窓口が設置されている。それを知った自分は悩んだ後、緊張しながら電話をかけてみた。

後日カウンセリングが開始される。
自分の今の現状を話した。話していると途中で辛くなってしまって話しながら泣いてしまったことを覚えてる。情けないと思った。

カウンセラーの人は親身に話を聞くふりを多少していたと思う。恐らくマニュアルでどう対応すべきか、というものがあるのだと思った。

人の悪いところにばかり目が行ってしまう、自分の悪い癖だった。

急に泣き出した自分を見て少し緊急を要すると判断したのか学年主任の先生に連絡がいった。主任の先生とゼミの教授が電話で軽い怒鳴り合いをしていた。どうやら自分の他にも二人ほど相談していたことが判明し、そこで自分が地雷の研究室を選んでしまったことを知った。

だが相談しても特に何かが変わることは無かった。

自分が大学生で、中学以来の二度目の不登校になるとは想像すらしていなかった。

今まで上手くやってこれたのに、何で最後の最後でこんなことになるんだよ。研究室の教授を殺したいと本気で思った。

不登校になってから生活はほとんど覚えていなかった。メンタルケアの人達から連絡がきていたのは知ってる。
仕事をするフリをしている感を最初から感じ取っていた自分は不信感を抱いていた。だから連絡は放置した。

留年が確定した。

分かっていたことだ。行かなければ留年する。辛くて眠れなくなって、朝5時くらい外で1人で大泣きしたと思う。

学年主任の先生からは嫌味を言われたと思う。それはそうだ、連絡を無視して勝手に不登校になったのだから。

「そんなゼミを選んだお前が悪い」と言われたことをハッキリ覚えている。

確かにその通りだ。しかし明らかにブラックな研究室が存在していることを黙認していた大学側にも大きな不満があった。

でも誰かを怨んでも仕方ないからもうどうでも良かった。

死ねる方法を調べまくった。

首吊り薬物、どうやらスイスに行けば安楽死ができるらしい。
でも末期癌などの重病でない限り無理らしい。
落胆した。

そしてとある死ねる方法を見つけ出した。

詳しくは書かない。ガスを使った自殺だ。

自分はすぐにネットで注文し、準備にとりかかった。失敗してはいけない。
ネットで調べた通りに装置を作り、ちゃんと意識を飛ばせるか試してみる。

めまいがした。
ここで自分は確信した。

この方法なら死ぬことができる。

自殺決行 そして失敗

死ねるこを確信した自分はついに自殺を決行した。

恐怖は無かった。

やっと死ねる。

小学生の頃からずっと辛かった。 どこにも居場所がなくて、ずっと孤独を選び、逃げ続けるしかなかった。

大学生でようやく人並みの生活を手に入れたと思ったら、また叩き落とされる。

もううんざりだった。何のために生きてるんだよ。

意識を失う際に感じたものは安心感だった。

「もっと早くからこうしておけば、こんなにつらい思いをすることはなかったのかな」

そう思いながら意識が落ちたのを覚えている。

目を覚ました時、自分を咳こみながら生きていた。

失敗したのだ。自殺に。

人間には厄介にも生存本能があった。
死を察知した自分の体が無意識のうちに暴れて装置を破壊していた。

徐々にこみあがってくる説明もつかない感情で、グシャグシャになるくらい泣いた。

絶望以外、何も感じなかった。
死にたい。死ぬことすらできない。

生きることのほうが死ぬことより辛いことがあるんだよ。

死ねよ自分、と生き残ってしまったことへの後悔が凄かった。
もし中途半端に失敗していたら後遺症が残っていたかもしれない。

不幸中の幸いだった。


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