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焦がれた本番週

今日から本番が始まる。ゲン担ぎでスタバのフラペチーノを飲みに来たが、仕事見せつけてくる系の大人が大きな声で会議をしていて、反面教師にしようと思った。


私が今の大学に合格して、家よりまず検索したのは

「地名 学生演劇」

だった。大学でも演劇をどうしても続けたくて、二日置きくらいに検索をかける。そんな中私にヒットしたのが、今関わっているプロジェクトだ。
応募した日のことを鮮明に覚えている。大学の図書館の自習スペースで、志望動機を買いたてのパソコンでカタカタ書いた。


私は結構直観に従うタイプ。今では、その直感に従ってくれたあの時の私に感謝している。

大好きな演劇に関わるというのは、決して舞台に立つだけじゃない。
そんなことは中学演劇のころから知っていたが、プロジェクトで学んでいるのは裏方と言っても私の知らない仕事ばかりだった。


集まってきたチームは、各々大学も学部もバラバラだけど、当たり前のように共通する気持ちは「演劇を愛している」ということだ。愛し方は違えど、4月から絶えず頑張ってこれたのはこの気持ちがあったからだ。

なにせ当たり前のように給料はでない。だけど、その環境のおかげでのびのび活動できているのかな、とも思う。

それから、頼れる人がたくさんいる。このプロジェクトで知り合ったプロデューサーや先輩同期。特に同じタイミングで飛び込んできた同期には一番感謝している。スタートラインは同じなのに、雰囲気に臆せず発言する人や、自分で企画をやり遂げた人、気配りができる人。私にないものを持っている三人。憧れや嫉妬を覚えてしまう。でも、そんな三人が大好きだ。私にも、私にしかないものを持っていると気づかせてくれたのも今のチームなのだ。


漠然とある「なにかしないと!」という焦りを埋めてくれたのはここだった。何も情熱をささげるものがない、と悩む友人の話を聞くたび、環境に感謝しないといけないなと感じる。今夢中なこと、夏休み頑張ったことがすらすらと答えられる。


一方、ここに関わることで、その「なにかしないと!」という気持ちが、もっともっと大きくなっていくのを感じている。知らなかった世界を知ってきているから当たり前かもしれないが、とめどなく大きくなっているし、それが夢へと変わろうとしている。


本番週、休めるときは休んで、4か月の思いを爆発させていこうと思う。
行ってきます!


P.S. 今回も素敵なイラストを使わせていただいております!!!ありがとうございます!

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