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ワイン好きに捧げるレシピ#38《昆布と生筋子と泡ワインと》

生筋子から調理されているクリエイターさんたちの記事を拝見し、いつか生筋子とワインをペアリングしたい!と目論んでいた筆者。

ついに先日、その機会がやって参りました。
ずっと温め続けてきた、白ワイン醤油漬け&赤ワイン醤油漬けのレシピに挑戦することが叶いました!

検証の結果、ペアリングに適するワイン・食べ方はそれぞれ異なることが判明しましたので、ご興味のある方はぜひ参考にしていただきますと幸いです。

イクラの白ワイン醤油漬け

【材料】

生筋子          1腹(約330~350g)
ぬるま湯         1,000ml(目安は約40℃です)
塩            小さじ1
【昆布出汁】
A水            200ml(A:市販の出汁100mlでも代用可能です)
A昆布           2g
【白ワイン醤油だれ】
B白ワイン         大さじ2
B醤油           大さじ1~1.5(筋子の分量によって調整してください)
Bローリエ         2~3枚
※分量:2人分

【作り方】

①鍋にAをすべて入れ、常温で20~30分おく。その後、沸騰させないように約10分かけて弱火でゆっくり加熱する。耐熱容器などに移し、粗熱をとる。

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②ボウルに生筋子・ぬるま湯・塩を入れて、膜を軽くしごきながらいくらを指で取り外す(このとき、いくらが白くなりますが問題ありません)。

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③写真のように、濁り・薄皮がなくなるまで数回にわけて水を変えながら洗う。

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④③をザルにあげて水切りする(薄皮を完全に取り除くことは難しいため、ある程度除去できれば大丈夫です)。

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⑤鍋にBの白ワイン醤油だれをすべて入れ、軽く沸騰させる。耐熱容器などに移し、粗熱をとる。

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⑥保存容器に①④⑤をすべて入れて、1~2日漬け込んだら完成!

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白ワイン醤油漬けは、色素が薄いため輝きのある美しい色調に仕上がります。

昆布出汁の旨味とローリエの清涼感、白ワインのフルーティーさが混然一体となった、新感覚のイクラ漬けです。

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フルーティーさを活かし、フォカッチャにのせていただく食べ方を推奨します。

ふわふわのフォカッチャに、たれごとイクラをのせて白ワイン醤油をたっぷりしみ込ませることで、ローリエの爽やかな風味が鼻に抜け、ぷちっと弾けるイクラの濃厚なエキスが口いっぱいに広がります。

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こちらには、白ブドウを使用した豊かなミネラルと酸味を持つ、瓶内二次発酵のスパークリングワインがピッタリです!

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▲トーストしたバゲットにたっぷりのイクラとチーズをのせ、さっとオリーブオイルをかけても美味です。

イクラの赤ワイン醤油漬け

【材料】

生筋子          1腹(約330~350g)
ぬるま湯         1,000ml(目安は約40℃です)
塩            小さじ1
【昆布出汁】
A水            200ml(A:市販の出汁100mlでも代用可能です)
A昆布           2g
【赤ワイン醤油だれ】
B赤ワイン         大さじ2
B醤油           大さじ1~1.5(筋子の分量によって調整してください)
※分量:2人分

【作り方】

①~④の手順は、前述の白ワイン醤油漬けの工程と同一のため割愛いたします

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⑤鍋にBの赤ワイン醤油だれをすべて入れ、軽く沸騰させる。耐熱容器などに移し、粗熱をとる。

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⑥保存容器に①④⑤をすべて入れて、1~2日漬け込んだら完成!

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赤ワイン醤油漬けは、白ワインと比較してイクラの皮はやわらかく、赤みがかった濃い色調に仕上がります。

昆布出汁と醤油の旨味がより強く感じられ、深みのある味わいを楽しめます。

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コク深い風味を活かし、秋鮭の炊き込みご飯にのせていただく食べ方がオススメです。

赤ワイン醤油とイクラの旨味がお米に溶け込み、まるで出汁醤油をかけた卵かけご飯のような濃厚な味わいに。

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こちらには、若干のタンニン(渋味)を持つ、瓶内二次発酵で造られた黒ブドウ主体のロゼスパークリングワインと相性バッチリ!

筆者は、ピノ・ノワールとムニエがブレンドされたフランス産のシャンパーニュを合わせました。

黒ブドウ由来の複雑なアロマに加え、瓶内二次発酵によって丸みを帯びたタンニンと、赤ワイン醤油の旨味がよく合います。

【ワインを合わせるコツ】

◎イクラの鉄分には、瓶内二次発酵(瓶内で二次発酵を起こし、炭酸ガスを液体に閉じ込める方法)を経た、鉄分の含有量が少ないものを選ぶ。
◎イクラ・昆布のヨード香(磯のような香り)には、高ミネラルのワインを合わせる。
白ワイン醤油のフルーティーで爽快な風味には、同じく白ブドウを使用した豊富な果実味と酸味のあるワインを。
赤ワイン醤油の濃厚さには、同じく黒ブドウ主体若干のタンニン(渋味)があるワインを。

ここからは、noteの記事を紹介する活動をされている素敵なクリエイターさんを、さらにご紹介させていただきます!

素敵な記事のご紹介 - いずるんさん -

資格試験の予備校で参考書の編集を10年以上経験されてきた、元インハウスエディターのいずるんさん

毎週、いずるんさんがスキしたnoteからのオススメ記事を紹介する活動をされています。

先日、有難いことに筆者の記事もご紹介いただき、その素敵な活動に感銘を受けました!

そんないずるんさんが、『一生会社で働くことに不安を抱えている人たち』を応援したいという目標のために、現在準備を進められているとのこと。
筆者も会社を経営するまでは、不安や葛藤を抱きながら長らく企業に勤めた経験があるため素晴らしいご活動だと感じました。
今後のいずるんさんのご活躍から目が離せません!

素敵な記事のご紹介 - とらねこさん -

毎日0時に、さまざまなクリエイターさんの記事を紹介されているとらねこさん

記事紹介のほか、とらねこの拡散サイトとらねこ村とらねこの共同マガジンを運営されていらっしゃいます。

筆者も『人生の後輩に向けて、記事という名のメッセージを届けてあげたい』という、とらねこさんの熱い想いに影響を受けた1人です!

▼記事より一部抜粋
日本には今後の見通しがつかず、困っている人が沢山います。教育という側面から多くの事を学ぶことができますが、社会人になってからどのように立ち振る舞っていけばよいのか、他人とどのように関わっていけばよいのかで悩み、もがき、苦しんている人が沢山います。そんな人たちに助けの手を差し伸べることができるのは、人生経験が豊富なあなたです。あなたの記事によって、考え方を改め、行動が変わり、人生をも変えることができるのかもしれません。

筆者も『とらねこの共同マガジン』に参加しています!
無料で参加できますので、ぜひ一緒に共同マガジンを盛り上げていきませんか?


最後までご覧いただき有難うございます!
ワインビストロ路地裏では、noteでご紹介したメニューのほか未公開メニューもございますので、横浜にお越しの際はぜひお立ち寄りくださいませ。

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