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戦わずして勝つ

#令和 という時代を生きる全ての皆さんに、心に留めておいて頂きたく思い、

今回は、VALUER制限の鍵付きを外します。

#孫氏#兵法 にこうあります。

「百戦百勝は善の善なるものに非ず。戦わずして人の兵を屈するや善の善なるものなり。」

百回戦って百回勝つことは、必ずしも評価できることではなく。目的を #戦わずして達成する  ことこそが最善である。と解釈できるでしょう。

2,500年前の #兵法家 の思想が、今日の歴史家・ユバル・ノラ・ハラリの口を借りてよみがえります。

ユバル・ノラ・ハラリ ‘21世紀における21の提言(英語版の日本語要約) 第11の提言 #戦争

‘Never underestimate human stupidity’ P171~174

‘ 侮れない人間のバカさ加減’

(本題)

ここ数10年は、#人類の歴史 において、最も平和な時代であった。 #農耕時代 以前の社会では、人間の死因の、15%が暴力であり、20世紀では、5%、今日ではたった、1%と推測される。

しかしながら、2008年の #世界金融危機 により、 #国際情勢 は急速に悪化しており、戦争の気配が漂ってきている。そして、 #軍事費 は増加の一途をたどっている。1914年に、オーストリア皇太子殺害が #第1次世界大戦 を引き起こしたように、2019年に、 #シリア の砂漠でのある出来事や #朝鮮半島 での賢からざる動きが #グローバルな衝突 を引き起こす可能性がある。

(賢明な例として 中国 について)

中国 は、 #21世紀初頭 における力を増してるが、1979年の #ベトナム侵攻 の失敗を生かして、全ての #軍事的衝突 を避けてきている。そして、国家の台頭を #経済的要因 に頼っている。この台頭において、 中国 は1914年以前の #日本 、#ドイツ 、 #イタリア を模範にしたわけではない。むしろ、1945年以降のそれらの国の奇跡的経済発展を模倣した。これらの場合において、 #経済的繁栄#地政学的影響力 は、 #戦わずして達成 された。

(類似例としてイスラエルについて)

同じようなことがイスラエルにも言える。イスラエルの最後の成功裏な戦争は、1967年に起こった。それからというもの、イスラエルは #経済的繁栄 を遂げたが、その繁栄が戦争に負うことはなかった。占領した領域の重い負債はイスラエルが負い、非占領者は #政治的責任 を放棄した。イスラエルは戦争を引き起こすことではなく、軍事的冒険を避けることによって #地政学的地位 を確立した。シリア戦争に加担しないことは、ネタニヤフ首相の最も偉大な政治的功績である。(2018年3月)。もしも、イスラエルが望むならば、 #国防軍  は #ダマスカス  を1週間で奪還できただろう。

しかし、そうすることで、イスラエルは一体、何を得るというのだろうか? 

#イスラエル国防軍  は、 #ガザ地区  を制圧し #ハマス  を討伐するのさえ容易である。しかし、イスラエルはそうすることを繰り返し拒んできた。

イスラエルは、知っている。

戦争に勝って得られることは少ないと。

アメリカ、中国、ドイツ、イラン、及び日本のようにイスラエルは理解しているようである。

21世紀における最も成功裏な戦略は、

フェンスの上に座って、他者に自分のために戦いをさせることである。

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