無知を知れ
ユバル・ノラ・ハラリ ‘ #21世紀における21の提言 (英語版の日本語要約) ’
第15の提言 #無知 P220~222
‘ #権力のブラックホール化 ’
(私の現状報告)
皆様!ゴールデンウイーク中も、拙い私のコンテンツにお越し頂きまして、ほんとうに、ありがとうございます。連休中は、本書に取り組む時間をいつもの倍にして、走っております。朝、目覚めると、ハラリ氏の英語が、ずっと私の頭の中を回っています。まるで、英文が踊りだしそうです。こういうときは、一緒にダンス&スイングすればいいのかな・・!?
(著者の結論)
無知を知れ。
(本題)
#集団で考えることの問題点 は、一般選挙民や消費者ばかりでなく、大統領やCEOにも立ちはだかる。
彼らは、助言者や調査機関を思うがままに従えている。
しかし、このことは、必ずしも良い状況とは言えない。
世界を支配していたら、 #真実 を見つけることは、大変困難である。
たいへん忙しいがために、ほとんどの為政者や経済人は走り続けている。
しかし、物事を深く探りたいならば、たくさんの時間が必要となる。
とりわけ、 #時間を浪費する特権 が必要となる。
例えば。
構築されていない方法を試し、
死の淵を探検し、
懐疑と倦怠に立ち向かい、
洞察の種が、ゆっくりと育ち、花を咲かせるのを待つ必要がある。
もしも、 #時間を浪費する余裕 を持てないならば、決して #真実 を見つけることはできない。
さらに悪いことには、
権力は #真実 を捻じ曲げる。
権力は現実が何であるかを探るよりも、 #現実を曲げようとする 。
このようにして、
権力は、周辺の空間を飲み込む #ブラックホール のように振舞う。
近づけば近づくほど、全てはより激しく揺らされる。
指導者というものは、二重の盲目的状況にはまってしまう。
一つ目。もしも、彼らが権力の中枢に居座ろうとするならば、世界の見識を #捻じ曲げる 。
二つ目。もしも、彼らが限界に挑戦するならば、大切な時間を無駄に費やす。
さらに悪いことに問題は、これから数十年、世界は、今日よりもさらに複雑化することである。
したがって、個人(ポーンであれ、キングであれ。歩であれ、王将であれ。)は、 #テクノロジー 、 #経済動向 、 #政治的原動力 について分かりにくくなっていく。
二千年以上前に #ソクラテス が述べたように、このような状況下で、我々ができる最善のことは、 #我々自身が各々の無知を知ることである 。
しかし、そうしたら、 #モラル や #正義 はどうなるであろうか?
もしも、我々が世界を理解しえないのならば、 #正しいか否か 、 #正義か否か 、の区別を、我々はどのようにしてつければいいのだろうか?
(以上)
(皆様のお陰様で、無事に第15の提言を終えることができました。ありがとうございます。いいね!して下さる皆様には重ねて感謝申し上げます。いつも、ほんとうに、ありがとうございます。ご贔屓に、たいへん感銘しております。Read Onlyの皆様も、ありがとうございます。VALUER制限の鍵を外して公開させて頂いている甲斐があります。さて。次回からは、著者が最終文で触れている通りに、第16の提言「 #正義 」に入ります。ラストに、次のチャプターのイントロを置く手法は、天才の成せる妙技だと思います。数学のように美しい世界です。最後になりますが、私の微力な点はどうかご寛容頂き、次章も引き続き、ご贔屓と、ご愛読を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。)
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