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きらきら星の足跡② 望編


こんばんわ。星月イルカです。

告知通りに投稿できて、内心ほっとしています笑。

この記事では、2021年5月に完結した短編漫画「足元のきらきら星」の裏話、キャラクター設定について書いていきます。

前回のアカリ編に引き続き

前半、裏設定(無料分)
後半、ボツ設定、裏話(有料分)

という構成になっていますので

初見さんはもちろん、「足元のきらきら星」を読んだ皆さん全員に
前半部分をライト(と言いつつボリューミーですが笑)に

こんなキャラクターなんだ!」or「こんな設定あったの?」とお楽しみいただければと思います(その上で、本編をもっと味わってもらえれば幸せです)。

そして「ボツ案ってなんだったんだろう」「初めからこんなキャラクターだったのかな・・・?」と気になる方は、どうぞ後半部分に進んでください。


↓本編読んでからにしたい方はこちらから(全3話、毎話、最後に次の話へリンク貼ってあります)


今回は第②弾、トリを飾るのは主人公、遠見望くんです。

遠見望(とおみ のぞむ)

挿絵一枚絵 望


ありきたりな日常に不満を抱える男子高校生
突然現れた少女、アカリの探し物を手伝うことになる


高校一年生
得意科目、理科、数学
苦手科目、体育
好きな食べ物、プリン
趣味、ゲーム、天体観測


ヒロイン、アカリが謎すぎるスターライトガールなので、対照的に「一歩間違えればモブ」なくらい、没個性的、普遍的な悩みを抱えた少年になっています(のはず)。



学校について



それなりの進学校に通っていて、高校での成績も平均より少し上は取れてるくらい。

部活は帰宅部。運動は苦手な方で、中学も文化部に入っていたようです。
今は週3日くらいで塾に通ってます。

勉強はやればそれなりに身につくので頑張りますが、頭が回る分、なんとなく自分の将来がどうなっていくか、ぼんやり現実を見て、ぼんやり悲観しています。

友達はそんなに多くありませんが、根本的にお人好しなので、気がつくと誰かの手伝いをしています。

なので、結構人望は厚いです。

その気になれば生徒会副会長くらいは目指せるのではないでしょうか。


家族構成


父と母のみ。一人っ子です。

父親は海外出張が多くてほとんど帰って来ません。

望くんとの仲は微妙。言葉足らずな人で「勉強、頑張れよ(将来何を目指しても叶えられるように、基本的な教養、知識はあっても荷物にならないし困らないからな。勉強はきっとお前を助けてくれるからな!!の意)」と

父親なりに精一杯エールを送っていますが、いかんせん大事なメッセージを八割方そぎ落としているため、微妙に伝わってないようです。

ただニュアンスくらいは伝わっているので、望くんも「俺のことを思ってはくれてるんだろうな・・・」と肌感覚では理解しているので、父に対してはひねくれる一歩手前、会話がぎこちない程度で留まっています。

望編、父について




母親もバリバリ働いてます。
やることは大体きっちりこなす人で、忙しくても夕食時には帰ってきて、望くんとご飯の時間を作っています。

なので、望くんとの仲は良好。軽い冗談くらいであれば言い合えるくらいにはフランクな間柄。

ただ、望くん的にはあまりにも家事と仕事を同時にこなしきっている母親のパーフェクトウーマンぶりに、軽く劣等感を抱いている相手でもあるようです。
母親としても、最近望くんが何か元気ないかも、と勘付いてはいるものの「この歳の子に干渉しすぎてもよくないかなぁ?」と深く突っ込んで話したりはしてません。

ただ、やはりよく見ているので、とある夜以降、望くんの様子が変わっていくことには気づくことでしょう。

望編、母


基本的な性格


世の中はクソだ、とか、なんとなくやるせない気持ちはありつつも、性根というか、基本的な性格はお人好しで優しい少年です。

幼少期はそれこそ、人柄の良さ全開なかわいいボーイだったことでしょう。

日常をつまらなく思うようになったのは、少し大人になってから

両親は忙しくても自分を見てくれているし、期待には応えたい

運動はちょっと苦手だけど
勉強も、ゲームだって、やればそれなりにはこなせる。

でも本当に自分がしたいこと、楽しいことはわからない。
父や母みたいな優秀な人になれるのかは、現状を考えるとまだよくわからない。

だからもしかすると、なんだかつまらない、ありきたりな大人になっていくのか。

つまらない日々が永遠と続くのか・・・と

そんな塾帰り、気まぐれに立ち寄った公園。悩みを忘れようと思って星空をぼんやり見ていた時

声をかけてきたのがアカリでした。

きらきら星探しを手伝ったのは人助け半分、気晴らし半分といった気持ち。
まっすぐ帰っても暇だしなぁ、という感じです。

探し物に付き合うと決めた一時間、彼にとっては非日常なスリルを味わう時間でもあり、同時に自問自答を深める機会にもなりました。

別れ際に言った「きっと忘れない」、その言葉には、アカリへ向けての意味と、自分が思い出したものへ、2つの意味が込められています。

物語の後、望くんがどこに向かって歩いてくのかはご想像にお任せしますが

きっと「自分の中でなくしものをしていたなんて」と後々の望くんは振り返ることでしょう。


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