この本、どうかニャ?『バクのバンバン、町にきた』
小学生におすすめの本を紹介する「この本、どうかニャ?」。今回の執筆者は「モット」です。
『バクのバンバン、町にきた』
ポリー・フェイバー作 クララ・ヴリアミー絵 松波佐知子訳 徳間書店
モルモットのモットです。はじめてみなさんに本をご紹介したいと思います。
このお話の主人公は、人間の女の子マンゴーとバクのバンバン。みんなは、バクって動物、知ってる? わたしたちモルモットはネズミの仲間なんだけど、バクはウマの仲間なんですって。
マンゴーとバンバンがであったのは、マンゴーが住む町の横断歩道。車の音をトラの声だと思っておびえていたバンバンを、マンゴーが助けてあげたの。その日からふたりは大親友に! おくびょうでおっちょこちょいのバンバンは、いつもさわぎを引きおこしてばかり。マンゴーは、そんなバンバンのいちばんの味方なんだよ。
でも、マンゴーがクラリネットをうまく吹けずにおちこんだときには、バンバンが歌を歌って、はげましてあげたんだ。
ふたりの友情がとってもすてきで、わたしも友だちを大事にしようって思ったよ。
2巻の『バクのバンバン、船にのる』も、ぜひ読んでみてね! ピンチをのりこえて、ふたりはますます仲良しになるよ!
(モット)
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