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【ポッドキャスト】ハードボイルド読書探偵局

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元ゲームディレクターの胴元が相棒の乃木と一緒に、本を中心としたカルチャーを楽しくラジオで話していますシーズン1は「#平成怪奇小説傑作集」です。
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#怪談

遂に終わりを迎えた平成怪奇小説傑作集2、今回は「編者解説」を探偵してます。ああ、ハードボイルド読書探偵局よ、どこへいく

平成怪奇小説傑作集2も遂に終焉の時を迎え、我がハードボイルド読書探偵局も犯人を追い詰めたと思いきや「鳥とファフロッキーズ現象について」が異様に面白く、ついつい書店で立ち読みしているとそこにいたはずの犯人は霧のように消えていました。

今日は豪華三本立て!
「歌舞伎」我妻俊樹 「軍馬の帰還」勝山海百合 「芙蓉蟹」田辺青蛙
てのひら怪談の神髄をとくと見よ!

頭の中で恐怖の壜の二が開いたとき、人はどうすればいいのか。
「猿渡」と「伯爵」のホテル滞在記が今…、というかこの小説は一体なんなんだ!!読書が手玉に取られているというか、とにかく傑作です。シリーズが読みたくなること必須!

1999年とはこういう時代だったのだ!
霊的人間(プネウマテイコス)、独り子(モノゲネス)、世界創造神(デミウルゴス)。この言葉にピンッと来たら本を開こう、今すぐ読もう。

あの!リングの続編のらせんのバックストーリー。もちろんリング、らせんを知らなくても…知らない人類なんてこの世にいない想定で話ています。

とにかく、良い!としか言ってないので、我々がラジオするレーゾンディテールを揺るがす問題作! とにかく良い!後半は何故か浅見光彦の話へ…

さあ、遂に始まった怪奇小説傑作集2の読書会。驚天動地、快刀乱麻、神羅万象がせめぎ合う読書会へようこそ!

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「すみだ川」加門七海さんについて語るラジオです。

さあ、怒涛の後編へ。貧国に堕ちた日本に現れる恐怖の正体とは…

第16回 松浦寿輝「千日手」平成怪奇小説傑作集

ラジオ!ハードボイルド読書探偵局

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読売文学賞を受賞された松浦寿輝さんが1996年に執筆した幻想怪異譚。
真夜中にしか行くことの出来ない将棋倶楽部、主人公はそこでいつも小学生の男の子と対局するのだが…

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吉川英二賞、本格ミステリ大賞を受賞されたあの、皆川博子さんの「文月の使者」を読書ラジオします!

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<アフターディテクティブコラム>
「ある体験」吉本ばなな『海燕』1989年7月号/『白夜夜船』(2002)


えー、まずこれ「百合小説」です。
とかいうとね、なんかアレなんですけど令和の今だからこそ、よりその「百合の肌感」がね伝わりやすいんじゃないかなーとかね。思ったりしますよ。
さらに言いますと、これね。「救済の話」なんですよね。主人公ははじめ酔っぱらってるんです。これはね、平成前夜の日本が酔

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北村薫「百物語」 「オタサーの姫」の起源を垣間見た、そんな怪奇小説です。