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その家族に関わると命を落とす「闇祓(やみはら)」
こんにちは、読書子です☆
あけましておめでとうございます。
今年もできる限り、おすすめ本を紹介していきたいと思います。
では、新年一発目のおすすめ本はこちら。
辻村深月さん作「闇祓(やみはら)」です。
引用:Amazon
辻村さん初のホラー小説みたいですね。
以前から雑誌やSNSで話題に挙がっていたので、気になってました。
タイトルからどんな話なのかワクワク、ドキドキ。
読み始めると、面白くて一気読みしちゃいました。
続編があるなら書いてほしい!と思いましたね。
それでは、簡単にあらすじを紹介します。
『澪は私立三峯学園に通う高校二年生。
ある日、クラスに転校生・要がやって来た。
学級委員長である澪は、クラスになかなか馴染めない要に親切に接するが、この転校生、何かおかしい。
ずっと澪のことを見つめていたり。
突然、「今日、家に行ってもいい?」と尋ねてきたり。
不気味に思った澪は断るが、やがて要は家にも出没するようになる。
不安に思った澪は陸上部の憧れの先輩、神原一太へ相談。
神原先輩は澪を心配し、家まで送ってくれるようになる。
徐々に仲良くなっていく神原先輩と澪。
しかし、「彼に関わるな」と要からのメッセージが。
一体、彼の目的は何なのか?』
最初は幽霊を退治する話かと思っていましたが、違いました。
「人怖」な話でした。
よくパワハラやセクハラという言葉を聞きますよね。
では、闇ハラって何かというと。
闇ハラスメントの略。精神・心が闇の状態にあることから生ずる、自分の事情や思いなどを一方的に相手に押しつけ、不快にさせる言動・行為。
こんな人、周囲にいたら怖いですよね。
「闇祓」には、あらすじで紹介した登場人物以外に、精神や心に闇を持った家族が登場します。
家族は父・母・兄・弟の4人。
小説では家族一人一人が周囲の人へ闇を押し付けていく姿が描かれています。
そして、彼らと関わった人は命を落とす。
知らないうちに感情をコントロールされ、人生を狂わされていく人達の様子は読んでいて本当に怖かった。
思わず、私の周囲にそんな人がいるか確認してしまいました。
ただ、何もできないのかというとそうでもありません。
闇を押し付ける家族もいれば、闇を祓う人も登場します。
ネタバレになってしまうので誰とは書きませんが。
続きが気になる方は、ご自身の目で確認してみてくださいね♪
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